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浦和レッズの那須大亮がヴィッセル神戸へ移籍。「サッカーを続けていく限り、皆さんに何かを伝えられるようなプレーを目指して全力を尽くす」

浦和レッズの練習で先頭を走る那須。神戸への移籍を決断した。(C)SAKANOWA

昨季も名古屋からオファー。このオフも複数クラブが獲得に動くなか、神戸行きを決断する。

 浦和レッズの那須大亮のヴィッセル神戸への移籍が1月9日に両クラブから発表された。完全移籍。

 浦和では加入1年目の2013年には9ゴールを決めてベストイレブンに選出され、2016年のルヴァンカップ、昨季のACL(アジアチャンピオンズリーグ)優勝にも貢献。通算成績は、J1・391試合・29得点、ルヴァンカップ73試合・3得点、天皇杯28試合・1得点、ACL24試合・3得点。昨季はJ1・9試合・0得点、天皇杯1試合・0得点、ACL5試合・0得点だった。

 闘争心を前面に押し出して戦う姿勢が多くのファンやサポーターから支持されてきた。遠藤航の加入に伴い2年前から出場機会を減らしていた。昨季は名古屋グランパスからオファーがあったものの浦和での戦いを決断。このオフも複数クラブが獲得に動くなか、神戸行きを選んだ。

 那須が浦和の公式ホームページで発表したコメントは次の通り。

「このたび、ヴィッセル神戸に移籍することになりました。浦和レッズには5年間お世話になりました。選手として本当にかけがえのない時間を送らせていただきました。それもたくさんの選手、コーチングスタッフ、陰ながら支えてくださるたくさんの方々、なによりも浦和レッズのファン・サポーターの皆さんの支えがあったからだと思っています。嬉しいことや悔しいこと、5年間のいろいろなことを皆さんと共有できたことは僕の人生にとって本当に宝物です。

 苦しいときのサポーターの声、We are Redsという声はプレーをしている僕たちへの、ものすごく大きな後押しになりました。今でも思い出すたびに身体が震えるほどの感動を覚えています。

 今回はプロサッカー選手としての意思をたくさんの方に尊重していただき、移籍が決まりました。

 今までもそうですが、これからもサッカーを続けていく限り、皆さんに何かを伝えられるようなプレーを目指して全力を尽くしますので、那須大亮をよろしくお願いします。5年間、ありがとうございました」

 一方、神戸の公式ホームページには次のようにコメントをしている。

「このたび、ヴィッセル神戸に加入しました那須大亮です。今回の移籍にあたっては、たくさんの方が関わってくださり、その思いの中で決まった移籍です。そうした皆さんの思いに応えられるよう、日々精進し、タイトルを獲るという意思のもと、ヴィッセル神戸のために頑張りたいと思います。そして、ヴィッセル神戸に関わる皆さまと多くの嬉しい思いを共有できるよう、共に戦っていきます。よろしくお願いします」

文:サカノワ編集グループ

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