【大宮】「個性を引き出すプレーが好き」三門雄大が、具体的に挙げた‶輝かせたい”選手は?

福岡から大宮に加入した三門。チームの新たな中盤の要として期待される。(C)SAKANOWA

流通経済大柏高の後輩との新たなホットライン誕生も!

「大宮には素晴らしい選手が揃っています。僕はそういった選手を輝かせるプレーをすることが好きなので、攻撃の選手がどんどん積極的に絡んでいけるようにフォローしていきたいです」

 アビスパ福岡から大宮アルディージャに移籍した三門雄大は、1月14日の新体制発表会でそのようにサポーターに向けて抱負を語った。そこで発表会後の取材対応のとき、具体的に誰を輝かせたいか、もしもイメージだけでも浮かんでいれば教えてほしい――と聞いたところ、三門は頷いて答えてくれた。

「大前元紀選手は入れ替わりでしたが同じ流通経済大柏高の出身で(三門の卒業後に、大前が入学)、そのプレーをずっと見させてもらってきました。やはり彼も昨シーズンの成績はまったく納得していなかったと思います(25試合・2得点)」

 そのように、高校の後輩である大前の名前を挙げた。

「昨季僕のいた福岡がJ1に上がるために不足したのが、得点を決めきるところでした。体を張ってとにかく粘り強く守っていても、スコアレスで勝点1しか獲得できません。だからこそこの大宮でも、彼がゴールを奪ったり、アシストしたりするシーンを増やすことは、チームとしての課題でもあると思っています」

 三門は大前の具体的な生かし方を語る。

「スペースの間でボールを受けるのが上手く、裏へ抜け出すタイミングも素晴らしい。僕らから効果的な縦パスを入れられれば、彼が生きる場面は増えるはずです。

 ディフェンスのところは僕たちのところで一生懸命に踏ん張り、攻撃のところで彼が例えば8割ぐらい力を集中できたら、より脅威を与えられるはず。その特長を引き出していければと思います」

 前線には豊富なタレントが揃っている。三門はそこに大きなやり甲斐を感じていると言う。

「新加入を含め大宮の選手は面白い選手ばかり。シモビッチ選手も加わり、さらにマルセロ選手、マテウス選手……。横谷選手も、ノリヨシ(酒井宣福)もいます。そのなかで大前選手が前線に入るのか、中盤に入るのか。そういった、みんなの個性を引き出すプレーが中盤には求められますね」

 大前がスペースを突いてパスを受け、DFを引き寄せる。そのフォローに回った三門がリターンを受けて前線にクロスを放つ。そしてシモビッチ&マルセロやマテウスが絡んでゴールを決める――。大前を生かすことで「いろんなバリエーションが増えてくると思うんです」と、三門は相乗効果を期待していた。

 大前と三門のホットラインが開通すれば、様々な効果が生まれそうだ。ただし、もちろんその前に、ポジション争いが待っている。石井正忠監督も「厳しいトレーニングのなかで、一つのチームにしていく」と語っていた。

「ボランチには素晴らしい選手がいます。もちろんライバルですけど、仲間でもある。足りないところは伝えて、話し合っていければと思います。そのように助け合っていけるチームにしたいし、そのうえで力を合わせて戦っていきたいと思います」

 三門はその切磋琢磨し合える環境も楽しみにしていた。

 2018年、大宮が1年でのJ1復帰を誓う。大前をはじめ前線のタレントが躍動したとき、その後方には体を張ってサポートする三門の姿があるはずだ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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