内田篤人の戦闘本能を駆り立てる大岩剛監督の「現役時代と変わらない」スタンス

内田がシーズン序盤のキーマンになるか? 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「誰に対しても、甘やかしがない」

 鹿島アントラーズは1月28日に宮崎での1次キャンプを終え、30日から鹿嶋に戻り練習を再開。2月4日午後2時からケーズデンキスタジアムで行なわれる水戸とのプレシーズンマッチに臨む。

 ユニオンベルリンから7年半ぶりに復帰した内田篤人はこれまで順調にメニューをこなし、28日の徳島ヴォルティスとの練習試合では田中稔也のヘディングによるゴールをアシスト(試合は1-1で引き分け)。45分間の出場ながら、しっかり結果を残したところはさすがだった。

 右サイドバックの内田がベンチ前の大岩剛監督の前を行き来する。その回数はこれから、さらに増えていく。二人が意見を交わしたり、指示を選手に伝えたりするシーンも一段と多くなるだろう。

 内田と大岩監督は現役時代、2006年から10年途中まで4年半一緒にプレーして最終ラインを形成し、チームを史上初のリーグ3連覇(07-09年)に導いている。その大岩監督の現役時との”変わらない点”について、内田は新体制発表会で次のように語っていた。

「僕の体のことは気にかけてくれている雰囲気はあるけど、かといって特別扱いをするわけでもない。剛さんは現役時代から一緒にやっていますけど、自分自身に対して厳しかったけど、他人にも厳しく接していた。甘やかしがない」

 そして、その『厳しさ』が誰に対しても同じであるところに、リーダーとしての強さや人望を感じ取っていた。

「それは選手全員に対して。僕のみならず。だから、フラットに見てくれている。そういうイメージを持っています」

 すべてはピッチ上で判断する――。怪我明けでも、実戦から遠ざかっていても、特別扱いはしない。

 ただ、むしろそういった大岩監督の目が、内田の戦闘本能を駆り立てている。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)とJリーグ、一気に公式戦が続くシーズン序盤戦、このまま刃を研ぎ澄ませていけば――内田篤人が様々な難局を打破する鹿島の貴重な武器になり得る。

文:サカノワ編集グループ

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