「あ…やってもうた」レッドカード覚悟の昌子源が命拾い

鹿島のDF昌子源。(C)SAKANOWA

「一瞬痺れた」と右足を傷め、大事をとって途中交代に。

[いばらきサッカーフェスティバル]水戸ホーリーホック 3-4 鹿島アントラーズ/2018年2月3日/ケーズデンキスタジアム 

 鹿島アントラーズが水戸ホームでとのプレシーズンマッチ、点の取り合いを制し、4-3の勝利を収めた。一瞬、鹿島ベンチに緊張が走ったのが、後半途中、センターバックの昌子源がピッチに倒れ込んだ場面。「一瞬痺れたけれど、大丈夫でした」と昌子は気にしていなかったが、大事をとり69分に犬飼智也と途中交代した。

 ピッチの状態が良いとは言えず、立ち上がりからなかなかボールが走らず、鹿島が狙うようにショートパスをつないでテンポを上げられない。すると立ち上がりに水戸の強烈なプレッシャーを受けた際、「普段とパスの感覚がズレていた」なかで昌子が相手選手を止めきれずPKを献上してしまう。

 天を仰いだ昌子は「あー……やってもうた」と、一発レッドカードを覚悟した。プレシーズンマッチのため、退場処分になると、Jリーグ開幕戦(2月25日、清水戦)が出場停止になることが、試合前、スタッフからも説明されていた。

 ただ、主審から提示されたのはイエローカード――。先制点は与えてしまったものの、昌子は命拾いをした。

 それでも守備陣が常に受け身に立たされる苦しい展開が続き、辛うじて勝利を収めた。守備陣としてはいただけない3失点だが、「カウンターへの対応は修正点。あの僕の(与えてしまった先制の)失点も実質的にはカウンターから食らってしまった」と、昌子は唇を噛んだ。一方で、「でもいい意味で捉えるべきなのかもしれない。プレシーズンマッチだったから、本当の意味で、ここからがスタート。今日の収穫は勝っただけ」とこの”現実”としっかり向き合っていた。

 鹿島は2月14日(19時開始)、ホームの鹿島スタジアムでACL(アジアチャンピオンズリーグ)のグループステージ初戦、上海申花戦を迎える。いきなり強豪との一戦を迎えるだけに、この日の課題を修正して、ディテールを詰めたい。

取材・文:塚越 始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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