【川崎】劣勢時に失点…谷口彰悟は唇を噛む「完全に僕のミス。多少パニックになり慌てた」

谷口は「完全に僕のミス」と失点を悔やんだ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ACL初戦、エウケソンに決められる。ただ「悲観的な内容ではなかった」と前を向く。

[ACL GS1節] 川崎 0-1 上海上港/2018年2月13日/等々力  

 川崎フロンターレの谷口彰悟はアジアチャンピオンズリーグのグループステージ1節・上海上港戦でセンターバックとしてフル出場したものの、クリアミスから失点に絡んでしまった。「完全にあれは僕のミスです。反省しないといけないですね」と唇を噛んだ。

  立ち上がりから川崎がボールポゼッションを高めてチャンスを作り出していったもののゴールを決め切れず、その勢いがいったん落ち着いた時間帯だった。徐々に上海上港の3トップ+オスカルにボールが入る回数が増え、川崎ゴールに襲い掛かる。守備陣にミスが続いてもたついた……その間隙を突かれた。

 23分、左サイドからユー・ハイにクロスを放たれる。谷口はヘッドでクリアしようとしたものの一歩遅れ、背後にいたエウケソンに胸トラップから強烈なミドルをねじ込まれた。

「完全にあれは僕のミスです。反省しないといけないですね。(周りでミスが続いたが)後ろが一番落ち着いてやらなければいけないところで、多少パニックのようになってしまい、慌ててしまった気がします」

 谷口はそのように振り返った。

 結果的にその1点が決勝点になってしまっただけに痛恨だった。それでも「決して悲観的な内容ではなかった。攻撃的にいくところで、チャンスは作れていました。最後の精度のところが勝負の分かれ目ではあるけれど、そこを上げられれば十分できるとみんな感じていたと思います」と、全体のバランスを崩さず戦えたこと、そしてフィニッシュにいかに持ち込むかという課題がより明確になったことをポジティブに捉えていた。

「ボールは動いていたけれど、そこからターンをして仕掛けるなど、多少の大胆さがまだまだ足りなかった。そこが出ていけば、より怖い攻撃が出てくるはずだと感じました」

 確かに慎重なプレーが目立ち、そのため全体が”引いてしまった”ときに先制ゴールを与えてしまった。いかにして、前向きにプレーし、推進力を与えるのか。多くの選手が語っていたが、守備を意識しすぎていたのか、慎重になりすぎたのか、チーム全体の重心が下がるシーンが目立ち、そのため脅威も半減してしまった。

 谷口だけではなく、ミスが複合的に絡んで生まれた失点だった。もちろん攻め続けるわけにはいかず、必死に耐えしのぐべき時間帯もある。いつ守って、いつ攻勢に出るのか、そのあたりの”呼吸”を一致させることが、川崎の当面の課題となるか。 

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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