【ベルギー戦理想布陣】「第3の男」遠藤の力を活用するときだ!

(C)SAKANOWA

長谷部先発が妥当だが、メルテンス&デ・ブルイネを封じるために――。

[ロシアW杯 ラウンド16] 日本 – ベルギー/2018年7月3日3時(日本時間)/ ロストフナドヌ

 FIFAワールドカップ・ロシア大会はラウンド16(決勝トーナメント)に突入。日本代表が現地2日21時(日本時間3日3時)から、ベルギー代表戦に挑む。

 日本はグループリーグ第2戦セネガルの先発メンバーが、順当にいけばそのまま選ばれるだろう。ポーランド戦でフル出場するなど疲労が蓄積された柴崎岳、ポーランド戦で休みたかったものの緊急投入されたケガ明けの乾貴士、古傷を持つ昌子源あたりのコンディションが気になるところではある。

 また、ボランチでは長谷部誠がポーランド戦で82分から交代出場して、0-1のまま試合を締めた。緊張感のある場面ではあったが、高いテンションを求められるプレー機会は限られ、体力的な影響はそこまでないと見られる。それでもセネガル代表戦では局地戦で競り負ける場面がやや目立ち、さらに球際の強さに加えプレー精度も高いベルギー相手により高いクオリティが求められる。

 そこで、もしも長谷部が上手く相手選手との対応にフィットできなかった場合、今大会まだ出場機会を得られずにいる遠藤航を投入するのはどうだろうか。

 本来であれば山口蛍がボランチの二番手だが、ポーランド戦の疲労もある。加えてその一戦で、何度かカウンターを食らい、決勝点につながるFKも与えてしまうなど、ややコンディションを落としている印象を残した。

 そのさらに控えだったボランチの「第3の男」遠藤は、浦和レッズの一員としてACL(アジアチャンピオンズリーグ)では、フィジカルやスピードを武器とする相手と常に互角以上に渡り合ってきた。しかも25歳の守備のポリバレントは相手が強ければ強いほど力を発揮するタイプだ。

 対面する昨季ナポリでチーム最多得点(18ゴール)のドリース・メルテンス(シャドーでプレー)を封じながら、強烈なミドルレンジからの一発を持つマンチェスター・シティ司令塔でもあるボランチのケビン・デ・ブルイネも警戒しなければならない。ただ遠藤であれば、むしろ喜んでそのミッションに取り組み、ボールを奪い切るはずだ。

 もちろん、 普段から高いレベルでプレーしてきたのはフランクフルトに所属する長谷部であり、DFBカップを制しているだけに、その経験がここでこそ生きると言える。それにファウルを与えてはいけないこのポジションで、1枚でもイエローカードをもらうと、その後の対応が難しくなる。相手選手も狡猾にFKをもらってこようとするだろう。

 だからこそ遠藤は交代出場で良い気がする。投入することで守備が一段と安定し、前線の選手の推進力を高めることにもつながるなど、チーム内の変化も期待できる。

 ずっと日本代表を練習から支えてきた縁の下の力持ち。ここで仕事を得られれば、淡々と職人のように任務を果たすはずだ。守備力を武器とする遠藤の起用――それは決して後ろ向きな選択ではない。

文:サカノワ編集グループ

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