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中村俊輔から「日本人にはなかなかいない」と認められた『必殺技』を、川又堅碁は韓国戦で見せられるか?

アディショナルタイムに失点したが、ゴール前を固める北朝鮮守備陣は頑強だった。後半に投入されたファイター川又(9番)はクロスから決勝点をもたらした。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「クロスに首を振ってボールを持っていける」

[東アジアE-1選手権]日本×韓国/2017年12月16日/味の素スタジアム

 途中出場から2試合連続でゴールを呼び込むプレーで勝利に導いたFW川又堅碁が、2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会のメンバー争いに食い込んできそうだ。12月16日の韓国戦、今度は川又自身のゴールで、さらにハリルホジッチ監督にアピールしたい。

 今季名古屋グランパスからジュビロ磐田に移籍した川又は、J1得点ランキング4位の14ゴールを挙げて、チームの6位躍進に貢献した。「コンスタントに試合に出られれば、ゴールを決められる」と豪語していたストライカーの本能を触発したのが、同じく今季加入した中村俊輔だった。

 日本代表でチームメイトだったこともあって最初から意気投合。磐田の入団記者会見では、中村が「さっきジュビロのユニフォームに袖をとおしたら、堅碁から『まだ全然似合わない』って言われましたよ」とはにかみ、周囲を笑わせた。

 今シーズン戦うなかで、次第にふたりのコンビネーションも噛み合っていった。そして中村は川又の『武器』について「クロスに首を振ってボールを持っていける。あれは日本人にはnなかなかいない。彼の良さ」と、ヘディングの技術と強さを評価していた。中村はFKなどの際に速いボールを混ぜ、勝負どころで滞空時間の長いクロスを放ち、その川又の特長のヘッドを引き出し、多くのゴールをもたらした。

 この東アジアE-1選手権では、いずれも途中出場から、前線で体を張ってチャンスを作ってきた。北朝鮮との第1戦では左サイドからクロスを放ち、今野泰幸→井手口陽介とつなげる決勝点が生まれた。続く中国戦では、倉田秋からの縦パスをゴール前で受けて反転し、放ったパスが相手選手に当たったものの小林悠がゴールラインぎりぎりで間に合わせ、得点を奪った。

 韓国との一戦、川又がゴールを決めれば――。中村に評価される『必殺技』を見せられるか。そうすれば、なかなか軸が定まらずにいる日本代表のFW争いに一気に食い込んできそうだ。

文・サカノワ編集グループ

 

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