原口元気のエールを受けた菊地秋也くんが心臓移植の大手術成功

昨年6月、原口の訪問を受けた菊地秋也くん。写真提供:秋也くんを救う会

外来通院に切り替えたが予断を許さず、募金活動は継続中。

 昨年6月に大ファンだった原口元気のお見舞いを受けた、重い心臓病を患う小学6年生の菊地秋也くんが、同12月16日に渡航先のピッツバーグの病院で、心臓移植手術を無事に成功させた。現在は病気療養者のための家族滞在型施設「ドナルド・マクドナルドハウス」から外来通院している。ただ治療費はすべて実費になり、今後も様々な負担が掛かるため、「秋也くんを救う会」では引き続き募金の協力を呼びかけている。チャリティTシャツも発売中。

 秋也くんは2005年9月23日生まれの12歳で埼玉県新座市在住。心室の壁が硬くなり突然死のリスクがある原因不明の難病「拘束型心筋症」と診断され、日大板橋病院に入院していた。5年以上かけて治療を施してきたものの徐々に機能が低下。日本でも2010年から15歳以下の臓器移植は可能だが、時間的な猶予を考慮して、9月、心臓移植手術で実績を残す小児科があるアメリカのピッツバーグに渡った。

 12月16日、ドナー提供者が現れると、緊急手術は無事に成功。大手術とあって感染症や拒絶反応など様々な困難を乗り越えて、その後、集中治療室、一般病棟と移り、今年に入り、「マクドナルドハウス」からの通院に切り替えた。現在、治療とリハビリを続けている。

 まず辿り着きたいのは、日常生活を取り戻すこと。そのためには、一歩ずつ…時には後退しながらも進んでいかなければならない。思いもよらぬ困難も待ち受けている。

 秋也くんのやりたいことは、学校で友達と遊び給食を食べること。目標は、埼玉スタジアムで浦和レッズの観戦をすること。そして夢はお父さんのような大工さんになること――。

 「早くよくなって、サッカー一緒にしよう」

 原口から送られたメッセージは、どんな時でも、常に枕元に置かれているという。

 秋也くんが通うマクドナルドハウスの部屋は、たくさんの写真など原口との温かな思い出に包まれている。そして秋也くんは原口とかわした男の約束を果たすため、この瞬間も戦っている。

「早くよくなって、一緒にサッカーしよう」と原口からのメッセージと、サイン入りスパイク。写真提供:秋也くんを救う会
菊地くんは原口と一緒に戦ってきた。写真提供:秋也くんを救う会

 現地での治療はすべて実費となり、家族を含めた滞在費など負担は重く、募金活動は継続している。「秋也くんを救う会」では協力を呼び掛けている(http://saveshuyakun.com/)

文:サカノワ編集グループ

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