岩渕真奈が好調、櫨まどかも存在感…フランスW杯予選に向け、なでしこジャパンが東アジアにチャレンジ!

ヨルダン遠征で新ユニフォームを披露したなでしこジャパン。日本開催の東アジアE-1選手権では優勝を狙う。写真:早草紀子

日本開催の東アジアE-1選手権、ホームでのタイトル獲得を狙う。

高倉麻子監督が監督に就任してから1年8か月、なでしこジャパンが今年最後に組まれた国際大会、東アジアE-1選手権に挑む。

ここまで積極的に対外試合を組むこと15戦。6勝6敗3分という数字は、チーム作りを一からスタートさせたチームにとってさほど重要ではない。U-16代表の頃から高倉監督の指導を受けてきた若き精鋭が、今年から合流。現在はその融合と土台作りの真っただ中だ。

6月からオランダ、ベルギー、ブラジル、オーストラリア、アメリカ、スイスと強豪と対戦してきたものの力を見せ付けられてきた。課題は山積だ。

東アジアE-1選手権は、高倉監督の就任後、初めての地元でのタイトルの懸かった大会になる。2週間前のヨルダン遠征もこの大会へ向けた強化の意味合いが強かった。現地滞在はわずか4日で1試合のみ親善試合を行なう強行軍。ただし、その期間に2部練習を行なって、連係を高め、状況に応じたプレッシングをかける位置などを共有した。それらはすべてE-1選手権に向けての取り組みだった。

そのヨルダン戦ではようやくコンビネーションが形になってきて2-0の勝利を収めたものの、多くのチャンスを逸した。試合後、選手たちは「E-1では今日のようにはいかない」と口にしていた。しかも今回はレギュラーであるキャプテンの熊谷紗季(リヨン)、得点源の横山久美(フランクフルト)ら欧州組を招集できなかった。

とはいえ多くの注目のなでしこが、この大会で花開くか。まず、先のヨルダン戦で2ゴールを決めた岩渕真奈(INAC)は好調をキープ。今年29歳にして初招集された櫨まどか(伊賀)は独特の存在感を放ち、攻撃の活性化が期待される。さらに「新しい力が躍動してくれるはず」と高倉監督が期待する、長谷川唯、籾木結花(ともにベレーザ)、北川ひかる(浦和)といった”高倉DNA”を吸収してきた中堅や主軸が絡み、どのような化学反応を起こすのか楽しみだ。

高倉ジャパン初のアジア勢との対決。来年4月に控えた女子ワールドカップ・フランス大会予選を兼ねたヨルダン・アジアカップの前哨戦にもなり、優勝を果たして勢いをつけたい。なでしこジャパンが世界で花開くための大切な大会になる。

取材・文:早草紀子

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