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板倉滉が6戦ぶり勝利に貢献。無観客で再開のアヤックス戦、潜り込んだ“来客”をカメラが映し出す。サポーターの花火大量投下により2日間延期

板倉滉 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

練習試合のような雰囲気に…。

[J1 14節] アヤックス 2–0 FCフローニンゲン / 2025年12月2日 / ヨハン・クライフ・アレナ 

 オランダ1部リーグ(エールディビジ)14節、サポーターの花火と発煙筒騒動により中止・延期されたアヤックス・アムステルダム対FCフローニンゲンの一戦が12月2日、無観客で5分10秒から再開された。試合はアヤックスが2-0で勝利を収めた。

 現地2日前のナイトゲーム、試合開始から5分になると、アヤックスサポーターのゴール裏で大量の発煙筒が焚かれ、花火も盛大に打ち上げられた。その一部はピッチ内にも投じられたり、放たれたりした。

 主審は5分10秒の時点で笛を吹いて中断。選手・観客の安全を優先するため、選手にはロッカールームへ戻るよう指示した。

 そして41分後、フローニンゲンのドロップボールで試合が再開されたが、再び一部サポーターが発煙筒を焚いてピッチにも投げ込まれた。警告を発していた主審は、すぐに試合中止を発表した。

 試合は2日後にデイゲーム、無観客で再開。5分10秒の時点で、ドロップボールでスタートした。

 アヤックスの日本代表DF板倉滉は3バックの右ストッパーに入り、相手の9番ブリュニョールヴル・ウィルムソンのマンマーク役として出場した。

 スタンドの一部にアヤックスの関係者らがいるだけで、選手の声だけが響くトレーニングマッチのような雰囲気に。すると中継カメラは、ピッチ上で芝生をついばむ鳩の集団を捉えた。雰囲気としては、やはりやや牧歌的であるようだ。

 そうしたなか、28分、劣勢を強いられていたアヤックスだが、カウンターから抜け出したミカ・ゴッツが1対1を制して、先制ゴールを奪取。さらにセットプレーからも1点を追加して、ホームチームが2-0で勝った。板倉はフル出場。

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 アヤックスにとって、公式戦6試合ぶりの勝利となった。