中川風希が抜けても強いぞFC琉球、史上初の昇格元年開幕4連勝
(C)SAKANOWA
崩し切った西岡大志のファインゴールで徳島に競り勝つ。
[J2 4節] 琉球 2-1 徳島/2019年3月16日/タピック県総ひやごんスタジアム
FC琉球が上門知樹、西岡大志のゴールで徳島ヴォルティスに2-1で競り勝ち、J2初挑戦で前節に続き史上初の4連勝を収めた。J3時代からの無敗記録を24に伸ばした。
前日に横浜F・マリノスへの”電撃移籍”が発表された中川風希が、試合前にファンへのあいさつを行った。ただ、そんな中川の前で、ホームでチームメイトとサポーターが一丸となって”餞別”の勝利をプレゼントした。
37分に上門のクロスがそのままゴールに入り幸先良く先制に成功。その後、後半開始直後に内田航平に決められて同点とされる。
それでもホームチームはアグレッシブに攻め続ける。75分、鈴木孝司の完璧なポストプレーから、パスを受けた河合秀人がゴールへ切れ込んで強烈なシュート。GKが弾いたところを西岡が押し込み、これが決勝点となった。
西岡は試合後、次のように振り返った。
「ホームで絶対に負けられないという強い覚悟で臨みました。悪い流れの中で1点を決められて良かったです。(河合)秀人くんが練習からドリブルがキレキレなので中に入り込むだけでした」
また琉球の樋口靖洋も中川の移籍に触れながら、次のように語った。
「選手の移籍もありバタバタした1週間でしたが、選手たちは次のステージに向かう扉と言えるこの大事な試合に向けて集中し、本当に良くやってくれました。やられたというよりも、やれなかったという印象が強かったので、自分たちの課題が出た感じです。(次節のアウェーでのモンテディオ山形戦に向けて)連勝を伸ばすための準備をしたいです」
FC琉球は4連勝で暫定首位。琉球旋風はまだまだ続きそうだ。
文:サカノワ編集グループ