【アジア大会決勝│日韓戦採点・寸評】日本の守備を支えた板倉滉と立田悠悟を評価
【マン・オブ・ザ・マッチ=MOM】ソン・フンミン(韓国)
最後は力の差を見せつけられたが、ほぼ全員に及第点の「3」。
[アジア大会 サッカー男子決勝] U-21日本代表 1–2 U-23韓国代表/2018年9月1日/インドネシア
得点者:日本=115分:上田 韓国=93分:イ・スンウ、101分:ファン・ヒチャン
【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。採点対象は原則、出場20分以上。
※採点の見方
ポジション
背番号 選手名(所属) 採点
【U-21日本代表】
GK
1 小島亨介(早稲田大) 3
高い集中力を保ち、あらゆる局面で最善のポジションを選択。2失点のうち、どちらかは彼ならば止められたか。
DF
7 原 輝綺(新潟) 3
ファン・ウィジョに力強く当たるなど球際の攻防で負けていなかった。
20 立田悠悟(清水) 4
交わされてしまう場面もあったが、インターセプトなど強気な守備で立ち塞がった。
4 板倉 滉(仙台) 4
咄嗟の判断力がチーム内で最も光る。それだけに延長戦、CKにセーフティに逃げたことでそのあと決められた先制点について、どうすれば失点を防げたのか――今後に生かしたい。
MF
2 長沼洋一(岐阜) 2(▼99分)
対峙した選手はよく止めていたが、1失点目は誰につくのかマークが曖昧になり決められた。
5 杉岡大暉(湘南)3 (▼91分)
今大会フル稼働。頭部に裂傷を負いながらプレー続行。徐々に守備に追われて遠藤と交代に。
16 渡辺皓太(東京V)3(▼109分)
立ち上がりから猛烈なプレスに行き、相手に起点を作らせなかった。自陣バイタルエリアなど危険エリアでボールに飛び込みかわされる場面が見受けられ、相手が主導しているときの守備が課題に。
14 松本泰志(広島) 3
ロングキックやプレッシングでは持ち味を発揮。ただ、味方へのフォロー、スペースを読む力はまだまだ物足りず。大先輩でありお手本でもあるチームメイトの青山敏弘から盗みたい。
10 三好康児(札幌) 3
前へボールを持ち運べる貴重な存在。グループステージよりも調子を上げてきたが、周囲との連係が高まらず不完全燃焼な感を否めなかった。
13 岩崎悠人(京都) 3(▼106分)
積極的に仕掛けることで、韓国の最終ラインを押し下げた。後半途中から割り切って守備に重点を置いて対応し、旗手と交代に。
FW
15 上田綺世(法政大) 3
120分フルタイム起用に応えて、最後に意地のヘディング弾を決めた。プレスも怠らず切り替えも素早い。ただ、常に相手の手中でプレーを”させられていた”印象も。
▼途中出場
FW
11 遠藤渓太(横浜FM)3(△91分)
延長戦から起用され、失点後は相手の深い位置までボールを持ち込み、突破口を探った。今大会、そのドリブルが日本の武器になり得ることを示せた。
6 初瀬 亮(G大阪) 2(△99分)
投入直後にセットプレーから競り負けて2点目を与えてしまう。CKから上田のゴールをアシストしたが、球際の争い、運動量、フィジカルなどあらゆる面でパワーアップしたい。
9 旗手怜央(順天堂大) ―(△106分)
必死にディフェンスをする韓国に対し、前を向いてプレーすることがほとんできず。期待されたゴール前での見せ場を作れなかった。
17 神谷優太(愛媛)―(△109分)
日本の最後のカードで投入され、チームに推進力を与えた。ただ、やや判断が遅く、決定機を作り切れず。
文:サカノワ編集グループ