日本代表、強化の限界。アジアのレベルアップなしに“日本だけ強くなる”は無理がある
北中米W杯、日本代表 ブラジル代表に敗れて敗退。田中碧を慰める長友佑都。
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アジア最強でも、世界のトップ・オブ・トップとは力が開いている
「日本のレベルは間違いなく上がった」。ブラジル代表に1-2で敗れ、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)をベスト32で終えたあと、日本代表の森保一監督はそう語った。
確かにグループステージは3大会連続で突破した。今大会は、ホスト国が優位になる設定のため、ラウンド32から強豪国が激突することになった。
逆に言えば、そういった背景があり、心身ともに一度リフレッシュして臨むノックアウトステージ初戦で、日本対ブラジルは実現した。
佐野海舟の一撃で先制しながらも、そのあと2失点を喫しての逆転負け――。
「日本は強くなっている」と言われる。ただ、その現在地を測ることは非常に難しい。
今大会、日本は全試合でゴールを奪えたが、結局1勝しかできなかった。チュニジアには4-0で勝利したものの、ポット1(シード国)のオランダと引き分け、ブラジルには敗れた。
三笘薫、南野拓実、遠藤航の欠場、大会中には久保建英も離脱した。それもまた大会を勝ち抜く上でのマネジメントの一部だった。
森保体制は8年間続いた。日本サッカー協会にとって、一人の監督がこれだけ長く代表を率い、継続して強化した経験は大きな財産になった。これまでのように監督交代のたびに方向性を変えるのではなく、ベースを変えずに、やり切ってきた意味は大きい。
一方、カタールW杯後の4年間はメンバーの固定化も進んだ。
北中米W杯アジア最終予選では「圧倒的」といえる成績を残した。その結果、「日本は強くなった」という印象はより強まった。
ただ、今回のW杯ではアジア勢の多くが大会を去り、決勝トーナメントに残ったのは日本とオーストラリアだけだった。
そして日本はベスト32で敗退した。加えて、森保ジャパンはアジアカップでも優勝は逃している。
日本だけが強くなる。そこには限界がある。
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アジア全体の競争力が上がらなければ、日本代表の突き上げも難しい。森保監督が次の目標に掲げたアジアカップは、日本代表だけではなく、アジア全体の現在地を問う大会にもなる。




