「調子乗り世代」のエース河原和寿が引退。愛媛FCアカデミーコーチに就任へ
河原和寿(「Jの輪」より)。イラスト:茉莉香│MARIKA
U-14の指導を担当。今後、引退記者会見と引退セレモニーを予定。
J2リーグの愛媛FCは1月29日、2019シーズンまでプレーしたFW河原和寿が現役を引退し、愛媛FCのU-15コーチ(U-14担当)に就任すると発表した。クラブは引退記者会見と引退セレモニーを予定していて、日程など決定次第発表される。
河原は1987年1月29日生まれ、埼玉県出身、33歳。173センチ・67キロ。これまでのキャリアは、大宮東高-アルビレックス新潟-栃木SC-新潟-大分トリニータ-栃木-愛媛FC。
通算成績は、J1リーグ41試合・2得点、J2リーグ323試合・61得点。
過去には年代別の日本代表に選ばれ、柏木陽介、槙野智章、梅崎司、林彰洋らとの「調子乗り世代」のエースストライカーとして活躍。2006年のU-19アジア選手権(当時・アジアユース選手権)ではU-19日本代表として5試合・2ゴールを決めて、U-20ワールドカップ(W杯)の出場権獲得に貢献。2007年のカナダU-20W杯ではU-20日本代表として3試合に出場して、ベスト16進出に貢献した。
プロ生活は15年。ファンに対しては、引退記者会見の席で、自身の口から現在の思いや感謝を伝えたいということだ。
新潟のJ1定着、栃木の復活、そして愛媛の「顔」として、常に最前線に立ってチームをけん引してきた。今後は指導者として、愛媛の、そして日本のエース候補を育てる。
関連記事:【Jの輪】愛媛FC河原和寿を突き動かす千葉和彦の「姿勢」と梅崎司の「情熱」
[文:サカノワ編集グループ]