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【鳥取】解任の森岡隆三監督「本当に無念」2年連続スタートダッシュ成功も…失速

開幕5試合無敗で首位とスタートダッシュに成功したが……。鳥取の森岡隆三監督が解任に。(C)SAKANOWA

後任は水戸や甲府で活躍した元ストライカーの須藤大輔氏。

 J3リーグのガイナーレ鳥取は6月4日、森岡隆三監督を解任したと発表した。後任は須藤大輔氏。鳥取は12節のブラウブリッツ秋田戦で2-0の勝利を収めたものの、5勝3分4敗(17得点・17失点)の7位に甘んじていた。

 今季の鳥取は4月1日の5節終了時点では4勝1分の勝点13で首位に立っていた。しかし、そこから5月は1勝もできないなど11節まで勝ち星がなく、徐々に上位から離されていった。

 昨季も開幕から3試合で2勝1分と勝ち星を先行しながら失速し、結局は最下位に17位に沈んだ。2年連続のスタートダッシュ失敗により、クラブは大ナタを振るった。

 鳥取の塚野真樹代表取締役社長は次のようにコメントをしている。

「順調に勝点を積み重ねた序盤でしたが、その後の試合結果から、現状のままでは掲げた目標である勝点50・得点50・失点30を達成することが困難であると判断し監督交代を決断致しました。

 森岡氏には昨シーズンより今日まで、全身全霊真摯に取り組んで頂きました。その他のクラブ業務にも積極的に関わって頂きました。そのご尽力に心より感謝申し上げます。

 シーズン中のリスタートとなりますが、サポーターの皆様をはじめ、多くの皆様に感動をお届けできるよう最大の努力を続けて参ります。ガイナーレ鳥取へのご支援ご声援を何卒よろしくお願い致します」

 また、森岡氏は次のように最後のメッセージを寄せた。

「ガイナーレ鳥取トップチーム監督の任を解かれ、クラブを去ることとなりました。昨シーズンより1年半、苦しい時も常に応援してくださった全ての方々に、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。今季はクラブとして戦う体制が整い、チーム状態も上向きつつあるなか、チームを去ることは本当に無念であり、選手たちに混乱を与えてしまったことを申し訳なく思います。

 全てを懸けてチームの勝利のために努めてきたことに偽りはなく、後悔はありません。今はただ、チームがより前を向き、選手たちがこれまで以上にピッチで躍動できるよう、心より願っています。 

 今日まで一緒に戦ってくれた選手、スタッフ、フロント、苦しい時にもチームを支えてくださったサポーター、スポンサーの皆様、ガイナーレに関わる全ての皆様に、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

 須藤氏は水戸ホーリーホックやヴァンフォーレ甲府で活躍した元ストライカーで、現在41歳。2010年のシーズンを最後に引退後、2011年から山梨学院大のコーチを務めていた。 

文:サカノワ編集グループ

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