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サイバー藤田晋氏が3年後の社長退任、会長兼CEO就任を発表「新社長を内部から昇格」。FC町田ゼルビアの代表職は!?

藤田晋氏のツイッター(@susumu_fujita)より。

将来的には「うまくサクセッションが成功すればどこかのタイミングで身を引くつもりです」。

 J2リーグFC町田ゼルビアのオーナー(社長兼CEO)である株式会社サイバーエージェントの藤田晋(FUJITA Susumu)社長が3月20日、自身の公式ブログを更新して、サイバー社25周年を振り返るとともに、3年後、同社の社長職を退いて会長兼CEOに就任すると明かした。

『25周年』と題したなかで藤田氏は、福井県での少年時代からこれまでの生活の変化と人生を振り返り、「あの頃からいまを思えば、まさしく隔世の感があります」、「昔を思えばもう、何もかも全てが夢のようです」としみじみ振り返る。

 サイバー社は3月18日で創業25周年を迎えた。すると「そんな最中ですが」と藤田氏は、「3年後、2026年にサイバーエージェントの新社長を内部から昇格させ、私は会長になることを決めました」と、驚きの“社長交代”に言及したのだ。

「きっかけは11年後をイメージした『藤田晋(60)』と書かれた中長期の社内資料を目にしたときでした。

 50歳の社長はこの規模の会社としてはまだ若いとは思うけど、10年なんてあっという間に経つので、今から準備しないとサクセッション(継承)出来ないと思ったからです」

 そして常に「社長職」の今後について、考えてきたと言う。

「実際社長をやればやるほど、どんどんこの仕事が引継ぎ困難になっていくことを実感し、ずっと危機感を持っていました。

 最近は60歳という年齢でもみんな全然若いのですが、サイバーエージェントは20代や30代の若いうちから活躍できることが組織の活力の源泉になっています。だからこそ象徴的な社長がずっと変わらないことを避けたいのです」

 最近は“一代”で築いたオーナー企業が世界的にも繁栄してきた。ただ、藤田氏の理想はやや異なり、さらに先の未来をも見据える。

「大学生の時に『ビジョナリーカンパニー』を読んで感銘を受け、最初から誰がやっても繁栄していくパブリックカンパニーを創る志でやってきたという自負もあり、それを証明したい気持ちもあります。

 新社長が就任した後については、その先しばらくは私が会長兼CEOとして伴走し、うまくサクセッションが成功すればどこかのタイミングで身を引くつもりです。どうしても難しければ会長兼CEOとして引き継ぎ可能な会社になるまで、ずっと何年でも仕事を続けるつもりでいます。

 無責任な引き継ぎをするつもりはないので、心配な関係者の皆様はご安心くださいませ」

 そのように基本的にはしばらくの間、サイバー社のトップに立っていくが、スタンスを少しずつ変えていきたいということだ。果たして新社長は、どのような人物に!? 加えて、初のJ1昇格を目指すため今年就任した町田ゼルビアの社長兼CEO職についても、どのようになっていくのか注目されるところだ。

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