【鹿島】「岩政降りてこい!」チームバスが囲まれ警察も出動。昨年8月からホームで勝利なし
カシマサッカースタジアム。(C)SAKANOWA
約1時間半、門を挟んで選手・監督へ「どうすれば勝てるのか、説明しろ!」。
[J1 6節] 鹿島 1–2 広島/2023年4月1日15:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ6節、鹿島アントラーズがサンフレッチェ広島に1-2の逆転負けを喫した。今季リーグ戦ではホーム3試合、1分2敗と未勝利。実に昨年8月14日のアビスパ福岡戦以来、ホームでの白星から遠ざかっている。
試合後、鹿島の選手と岩政大樹監督らスタッフを乗せたチームバスがスタジアムの門付近で一部のサポーターに止められる騒動が起きた。スタジアムに警備ついていた警察もそこに出動し、警備員とともにバスに詰め寄るサポーターを制止する事態に。
約1時間半にわたって、門を挟み、サポーターがバスの中にいる選手や岩政監督に対して、ホームで一向に勝てずにいる説明を要求。「岩政降りてこい」、「早く、出てこいよ」、「どうすれば勝てるのか、降りて説明しろよ!」、「監督だったら、説明するのが仕事だろ!」、「ジーコが作ったチーム、逆転負けなんて許されない!」などの声が飛んだ。
そのあと話し合いが行われ、18時43分、まだ罵声の飛ぶなかでバスが出動した。
岩政監督は試合後の記者会見で、勝利できずにいる状況について「サポーターの皆さんに申し訳ないと思っています」と語り、後半途中の選手交代の効果の面でも「全体像としては上手くいっていて、垣田選手を入れたほうのメリットのほうが出ていたと思います。だからこそ、分析が難しいと思っています」として、改めて試合を見つめ直して詳しく振り返りたいと説明した。