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女性サポーター不適切発言、SNSで「別人」の画像が拡散する事態に。いわきFCが削除依頼

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

甲府との一戦、脳震盪を起こした選手の救護中に起きる。

 J2リーグのいわきFCは5月9日、3日に開催された13節のヴァンフォーレ甲府戦で選手が脳震盪を起こして倒れ試合が中断した際、スタジアムにいたサポーターの不適切な発言があったものの、その女性を特定しようとSNSで拡散されている画像が、全くの他人であると公式サイトで報告した。

 この試合の後半途中、三浦颯太が空中戦で相手選手との競り合いで頭部を強打。そのまま起き上がれなくなった。命にかかわる状況下、クラブによると、救護中にいわきFCのサポーターから「不適切な言動」があったという。DAZNの中継では、甲府の選手がいわきゴール裏に向かって怒声を浴びせている。

 クラブはこの発言をした人物を特定(Jリーグとも情報共有し、「試合運営管理規定」第4条(禁止行為)には当たらないと判断)。ただ、「今回の言動は緊迫した救命処置が行われている状況であり、それが原因で甲府の選手との言い争いを引き起こしたことを踏まえると極めて不適切であったため、クラブから厳重注意処分を行い再発防止に向けて反省を促しました」と報告している。

 また、SNSでこの人物を特定しようとして、中継映像などを切り抜いた画像が拡散される事態に。しかし、全くの他人の画像が流布しているという。

 いわきは「その画像によってSNS上に拡散されてしまった女性は不適切な言動を発した方ではないことが確認できております。これ以上憶測で個人を特定したり誹謗中傷するような発信はおやめいただき、すでに発信されているものに関してもその発信者は削除いただくようお願いいたします」と呼び掛けている。

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