【U-23日本代表】パリ五輪”あと1勝”イラク戦スタメン予想: キーマンは松木玖生! CB西尾隆矢が復帰か

カタールとの激闘から中3日、インサイドハーフの一角は誰に!?

［U-23アジアカップ 準決勝］U-23日本代表 – U-23イラク代表/2024年4月30日2:30（現地29日20:30）/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム（ドーハ）

　パリ・オリンピックのアジア最終予選となるカタールU-23アジアカップの準決勝、U-23日本代表 対 U-23イラク代表の一戦が日本時間4月29日26時30分（30日2:30、現地29日20:30）から、首都ドーハで行われる。勝てばパリ五輪の出場権を獲得する。

　アジア（AFC）のパリ五輪出場枠は「3.5」。今大会の上位3チームがパリ行きの切符を掴み、3位決定戦で敗れた4位がアフリカ代表のギニアとプレーオフを行う。

　つまり日本は、準決勝、3位決定戦、プレーオフと三回のうち一度勝てば、パリ五輪の出場権を掴める。しかも今回、イラクよりインターバルが1日長く（中3日）、スタジアムも使い勝手をよく知るジャシム・ビン・ハマド・スタジアムだ。”日本やや優位”の条件は揃っているだけに、一気に切符を掴みたい。

　対するはフル代表が今冬のアジアカップのグルプステージで敗れているイラクだ。自陣ゴール前ではファウルをいとわずプレーを止め、アクチュアル・プレーイングタイムを極力少なくしようとする、相手をイラつかせるような戦い方をしてくる。

　その一方、前線の破壊力、カウンターはかなりの脅威。前線にボールが収まると、たちまりチャンスになる。日本の両サイドバックのデュエルもポイントを握る。

　松木玖生は準々決勝のカタール戦、イエローカードを早い時間にもらったため、ハーフタイムに退いた。むしろ体力的には温存できたと言え、この試合のキーマンになる。イラクとのマッチアップで上回れば、日本は優位に試合を進められる。

　一方、インサイドハーフの一角は、誰になるか?　その大岩剛監督の人選によって、イラクに対して、パワー、スピード（トランジション）、テクニック……何を優先する戦い方をするのか見えてくる。

　また不要な行為で3試合出場停止を受けた西尾隆矢が出場停止明けになる。守備陣の疲弊を考慮すると、今回、スタメン抜擢が濃厚か。VARも採用される時代、二度とあのような報復はしてはいけない。覚悟と決意のパフォーマンスを期待したい。

関連記事>>【移籍】アーセナルが三笘薫を獲得へ「マンチェスター・シティとユナイテッドをリード」。久保建英も候補!?

　一方、イラクの選手は比較的かっとなりやすい傾向にある。どのようなシチュエーションでカードが出されるのか、今大会は特に主審によって基準にばらつきがある。クールに熱く闘うことも、パリ五輪の切符を掴むための大切な要素になる。