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金明輝氏の来季監督就任報道、アビスパ福岡のサポ反発「子供たちに感動と夢を…」理念に合致するのか

金明輝氏。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

かつて鳥栖のユース、トップチームでパワハラ常態化。

 J1リーグのアビスパ福岡は今季限りでの長谷部茂利監督の退任が正式に発表され、後任人事が注目されている。これまで一部ではFC町田ゼルビアの金明輝コーチの来季指揮官就任が有力視されていると報じられてきた。

 そうしたなか、福岡の主要サポーターグループの一つが11月5日、SNSのエックス(旧ツイッター)で、「後任監督人事の報道について」と声明を発表し、その人選に疑問を投げ掛けた。

 同グループはあくまでもアビスパ福岡を応援し続けるスタンスは変わらないと強調している。そうしたなか、これまで報じられてきた監督人事について「疑問を抱かざるを得ません」としている。

 その理由として、福岡のスローガンに「勝ちにこだわる」がある一方で、「子供たちに感動と夢を 地域に誇りと活力を」といった文言があると指摘。「胸を張って後押しできるクラブであってほしい」と呼び掛けている。

 金氏は鳥栖のユースとトップチームの監督を務めていた2016年から2021年、パワハラ行為が常態化していたという報告が「サガン鳥栖に関する通報等に係る調査チーム」から行われた。報告書の中では、選手・スタッフに対し、暴行や暴言などかなり生々しい行為が明らかになっていた。

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 金氏はS級から一旦降級。研修などを行ったうえでS級に復帰し、今季はFC町田ゼルビアのコーチを務めていた。