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【バイエルン 2-3 ボーフム】大波乱34年ぶりの逆転負け! 伊藤洋輝が“アシストのアシスト”も…。前半一人退場で2-0から3失点

バイエルンの伊藤洋輝。(C)Midori Ikenouchi

今季2敗目、ホーム初黒星。ハリー・ケインら主力5人投入も――。

[ブンデスリーガ1部 25節] バイエルン 2–3 ボーフム/2025年3月8日23:30(現地8日)/アリアンツ・アレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部25節、首位のFCバイエルン・ミュンヘンが入れ替え戦プレーオフ枠にいた16位VfLボーフムに2-3の逆転負けを喫した。バイエルンは今季2敗目、ホーム初黒星。一方、ボーフムはバイエルンホームゲームでは、34年ぶりの白星に。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のバイエル・レバークーゼンとの2試合の間に組まれた一戦、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は完全なローテーションを敢行。日本代表DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)が4-2-3-1の左サイドバックとして、ブンデスリーガ三度目のスタメンに名を連ねた。

 最終ラインは、左から伊藤、エリック・ダイアー、ヨシプ・スタニシッチ、サシャ・ボエという並びに。さらに控えメインとはいえ、セルジュ・ニャブリ、レロイ・ザネ、トーマス・ミュラーら豪華なメンバーが先発した。すると14分、ユーティリティのゲレイロが見事に決めて先制する。

 さらに28分、伊藤の右足のクロスをトーマス・ミュラーが落とし、ゲレイロがヘッドでドッペルパックを達成する。伊藤は“アシストのアシスト”で貢献した。

 バイエルンの圧勝か――。そんな雰囲気も漂うなか、31分、ボーフムが1点を返す。

 そして42分、ボールの狩人のジョアン・パリーニャが力任せの守備で、ボールにはチャージに行っているものの、相手の足を踏み倒してしまう。すると主審はレッドカードを提示した。

 まさかの数的不利となったホームチームだが、ここから大苦戦を強いられる。2ゴールを決められ逆転を許す。

 同点になったあとにハリー・ケイン、ジャマル・ムシアラら主力4人を投入したものの、その強引な姿勢に出た裏を取られてしまった。

 そして伊藤は76分にヨシュア・キミッヒと交代に。10人のバイエルンだが、ほぼ2バックで反撃に打って出た。

 しかし……1点及ばず。ボーフムが歴史的な勝点3を獲得した。

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 ボーフムの三好康児はベンチス入りしたものの、出場機会を得られなかった。