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『戦術・鈴木彩艶』からパルマ決定機、好調コモとスコアレスドロー

鈴木彩艶 (C)写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

セリエA8試合で3度目のスコアレスドロー。チーム総得点わずか「3」。

[セリエA 8節] パルマ – コモ/2025年10月25日/エンニオ・タルディーニ

 イタリア・セリエA 8節、パルマ・カルチョ1913がコモ1907とスコアレスで引き分けた。サッカー日本代表GK鈴木彩艶(Zion SUZUKI)はフル出場し、2試合連続の無失点で勝点1を積み上げる原動力となった。

 一方、パルマはこれまで8試合で通算3得点とゴール欠乏症にあえいでいる。

 この日も好調なコモ相手に、何度かハイプレスからボール奪取に成功。シュートまであと一歩のところまで持ち込んだが、そこからプレー精度を欠き最後まで崩し切れなかった。

 試合終盤、パルマは三度、ハーフウェーライン付近でフリーキックを得た。するとキッカーはGK鈴木が担当。しかも、そのフィードから“アシストのアシスト”未遂になる惜しい決定機も作り出した。

 さらに左右両サイドから抜群のキックを蹴り込んで、いずれもチャンスになりかけた。

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 ゴール前に迫る機会が限られるパルマにあって、フリーで蹴るキックのパワーと正確さに長ける鈴木は、もはや一つの戦術と化している。『戦術・鈴木彩艶』からゴールが決まる日は、そう遠くないかもしれない。