【日本代表】W杯へ緊急事態、GK鈴木彩艶が左手の複合骨折で「手術を受ける見込み」。所属のパルマ発表
鈴木彩艶 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
中指と手首付近にある舟状骨で負う。
イタリア・セリエAのパルマ・カルチョ1913は11月9日、前日のACミラン戦で負傷したサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)GK鈴木彩艶(Zion SUZUKI)が精密検査を受けた結果、左手の中指と手首付近にある舟状骨の複合骨折と診断されたと発表した。
これから数日の間に専門医の診察を受けたうえで、「手術を受ける見込み」ということだ。
試合はパルマが2点を先取されながら、後半で追い付く展開に。すると2–2で迎えた82分、鈴木はカウンターに持ち込んだアレクシス・サーレマーケルスと1対1に。しかし追ってきた味方選手、さらにサーレマーケルスと接触。その際に左手首を痛め、チームドクターによる治療を受けていた。
鈴木は試合終了までプレーを続行。その間には、今季レアル・マドリードからACミランに移籍したルカ・モドリッチの鋭いミドルをキャッチしてみせた。
ただ『スカイ』は試合のあと、「鈴木はサーレマーケルスとのマッチアップで手首に痛みを覚えた。手は腫れており、病院でレントゲン検査を受けることになる。軽傷に見えたが、予想よりも深刻な可能性もある」と報じていた。
23歳の鈴木は、浦和レッズのジュニアからトップチームまで昇格し、その後、シント=トロイデンVVを経てパルマへ。
日本代表の『1番』として、キリンチャレンジカップ11月シリーズ(14日:ガーナ代表戦@豊田スタジアム、18日:ボリビア代表戦@国立競技場)に臨む日本代表に選出されていた。しかし、このケガのため、日本サッカー協会(JFA)は鈴木の不参加を発表した。
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北中米ワールドカップ(W杯)まであと半年。キャリアで初めて骨折を負ってしまった。果たして大会に間に合い、完全復活できるのか。まずはしっかり休養と治療に専念してもらいたい。




