【採点】ハーランドのオーバーヘッドをストップ、冨安健洋は及第点。FAカップ、久々フル出場もアーセナル0-1でマンチェスター・シティに敗れる
マンチェスター・シティのFWハーランドを、身を挺して止めるアーセナルの冨安健洋(右)。(Photo by Michael Steele/Getty Images)
強烈なシュートも放ち、地元メディア「おおむね堅実なプレーを見せた」。
[FAカップ 4回戦] マンチェスター・C 1-0 アーセナル /2022年1月27日20:00(日本時間28日5:00)/エティハド・スタジアム
FAカップ4回戦、マンチェスター・シティがナタン・アケのゴールでアーセナルFCに1-0の勝利を収めた。アーセナルの日本代表DF冨安健洋は右サイドバックとして、今年初のフル出場を果たした。
アーセナルでは、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCから加入したベルギー代表レアンドロ・トロサールが左MFで先発出場。そのトロサールのクロスから、開始早々、冨安が強烈なシュートを放ったものの、惜しくもGKシュテファン・オルテガに阻まれた。
また失点シーンは64分、冨安のサイドから崩されたもの。冨安はジャック・グリーリッシュへ上手く対応して外へ追い出していったが、そこから生じた僅かなスキを突かれて門を通され、最後はアケのコントロールショットが交代出場したガブリエウの足元を通過しゴール隅に決められた。
ただ、大エースになりつつあるアーリング・ハーランドのオーバーヘッドのシュートを、冨安が先に読んでカバーしてクリアするなど、機転の利くプレーも随所で見せた。
『フットボール・ロンドン』はこの試合の採点で、冨安に及第点となる10点満点中「6」をつけて、次のようにコメントしている。
「ファーストプレーで重要なゴールを決めかけた。それ以外はおおむね堅実なプレーを見せた。失点は彼のサイドから生まれたものだったが、それを止めるためにできることはほとんどなかった」
そのように全体の中ではパフォーマンスはまずまずだったと評価している。
カップ戦で実現したリーグ戦1・2位の上位対決は、わずかの差だったとはいえ敗戦に――。アーセナルは次のリーグ戦、日本時間2月4日21時30分から監督交代を決断した19位エヴァートンFCとアウェーで対戦する。