【Jリーグ】金明輝氏、福岡でのコンプラ違反の内容が明らかに「スタッフへ周囲が危機感や不安を持つような叱責」「選手が不満を持ち、緊急で話し合うほどの剣幕」
金明輝氏。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「業務能力を揶揄する発言」、「精神的に追い込む叱責」を複数回にわたり確認
J1リーグのアビスパ福岡は1月14日、金明輝氏との契約解消に至ったコンプライアンス違反事案について、詳細を公表した。第三者弁護士による調査の結果、複数の不適切行為が確認され、2026年1月4日付で契約を合意解約した。
クラブによると、違反行為は主にスタッフへの言動に関するもの。「業務能力を揶揄する発言」、「精神的に追い込む叱責」が複数回確認された。2025年11月には、多数のスタッフや選手が周囲にいる状況で、特定のスタッフに対し「周囲が危機感や不安を持つような叱責」を行い、その剣幕により、グラウンド上の選手たちが不満を抱き、緊急で話し合いを始める事態にまで発展したという。
また、スタッフの本来業務に含まれない作業を求め、その遂行が不十分だったとして、衆人環視の中で強く叱責した事例も認定された。いずれも「指導の範囲を逸脱し、不必要かつ不適切」と判断され、暴力などの有形力の行使はなかったものの、継続性や過去の経緯を踏まえ、コンプライアンス違反に該当すると結論づけられた。クラブは、パワハラとは認定していない。
金氏はサガン鳥栖時代、トップチームのスタッフ・選手のみならず、ユース世代にあたる高校生への暴力を含むパワーハラスメント問題で降級の処分を受け、その後の指導姿勢が問われていた。今回の事案は、日本サッカー協会(JFA)やJリーグの再生プログラムなどによる対応では、根本的な改善が十分でなかったことを示す形となった。
日本のトップリーグにもかかわらず、いまだにこうした問題があとを絶たずにいる。
福岡は問題を防げなかったクラブ側の管理監督責任も重く受け止めている。報告基準の不備、コンプライアンス違反を是正する体制が機能していなかった点が指摘され、社長や副社長を含む役員の辞任・減俸、強化部長の降格など、厳しい処分を発表している。
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クラブは今後、コンプライアンス対策室の設置や内部通報制度の強化、研修の徹底など再発防止策を進める方針を示している。




