【なでしこ】ニールセン監督退任から1週間、修行のような米国代表3連戦へ。熊谷紗希「絶対にブラさない」
アメリカ戦前日のトレーニングに臨む田中美南ら。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
移動を挟んでの中2日3連戦!
[親善試合] アメリカ女子代表 – 日本女子代表/2026年4月12日6:37(現地11日)/PayPal Park(サンノゼ)
ニルス・ニールセン監督の電撃退任から約1週間、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)がアメリカ・サンノゼで新たな一歩を踏み出す。
現地入り翌日はコンディション調整に充てられた。本格的なトレーニングがスタートした2日目は、より良いピッチ環境を求めて急遽トレーニングサイトを変更。そのまま慌ただしくアメリカ戦前日を迎えた。
4月10日は朝からの雨もやや落ち着き、1時間のスタジアム練習を実施。選手たちは複雑な思いを抱えながらも、目の前の一戦へと気持ちを切り替えている。
熊谷紗希は語る。
「自分たちがやるべきところは絶対にブラさないでいこう、と。アメリカとの3連戦というこんなにいい機会が今ここにあり、この活動を自分たちで実のあるものにしようと伝えました」
昨年ニールセン監督の初陣となったSheBelieves Cupではアメリカを下し、日本は初優勝を果たしている。絶対的ホームでの敗戦を、アメリカが忘れているはずはない。
「アメリカにはヨーロッパとは違った速さがある。前線にはとんでもなくスピードのある選手がいる。自分はスピードがあるタイプではないことは分かっているので、周りとコミュニケーションを取りながらどこで勝負するのか、そこの対応力と対人の強度はもう一段レベルアップしたいところです。もちろん、球際の強さや前で勝負するところは自信を持っているので、そこはより多く出せるように。再現性高く戦う術を模索したいと思っています」
アメリカ女子代表との3連戦は、移動を挟む中2日で組まれる。来年のFIFAブラジル女子ワールドカップ(ブラジル女子W杯)でのタイトル奪還という同じ目標を掲げるアメリカとの戦いでは、短期間で分析と修正を繰り返すことになる。まさに修行に近い。
次々と仕掛けてくる相手の攻撃と、日本が培ってきた“アグレッシブな守備”が激しくぶつかり合うなか、頭脳面も試される。
迷う暇すらないこの環境は、チームをさらに押し上げる機会にもなり得る。
アジア女王として臨むアメリカとの初戦は、日本時間12日6時30分(現地11日14時30分)にキックオフを迎える。
photos and text by Noriko HAYAKUSA
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