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【移籍】原口元気がシュツットガルト退団へ。浦和レッズ復帰を望む声は多いが…

原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

現役時代ともにプレーした堀之内聖氏が強化責任者に就任。フリートランスファーになる本人の希望は…。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトの元サッカー日本代表MF原口元気(Genki HARAGUCHI)が今季2023-24シーズンで契約満了を迎え、退団することが決定的となっている。これまでも確実視されてきたなか、『スカイ』ドイツ版が5月13日に改めて報じた。

 9日に33歳の誕生日を迎えた原口は、今季これまで公式戦わずか2試合の出場にとどまっている。しかもいずれも短時間の出場で、1分間のみ機会を得た昨年11月1日から公式戦のピッチに立っていない。

 シュツットガルトはフランス代表FWセール・ギラシが昨季以上の大爆発を果たし、27試合・26ゴールを記録。これまで3位につけ、最終節では2位バイエルン・ミュンヘンを上回る可能性もある。

『スカイ』は、シュツットガルトでは原口、ロベルト・マッシモ、生え抜きであるリリアン・エグロフが契約満了で退団に。さらにブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCから期限付き移籍でプレーしてきたマフムド・ダフードもレンタルバックされ、現時点で4人の今季限りの退団が確実視されると伝えている。

 セバスティアン・ヘーネス監督の続投も決まっていて(一方で”移籍”の条件などが話し合われたという)、しかも来季はUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を得る。伊藤洋輝ら若手を大切にしながらチームは進化を遂げてきたが、再び若いタレントを加えて競争力を高めながら、リーグ優勝を目指す。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表としてベルギー代表戦ではゴールを決めている原口だが、これまでドイツ(欧州)で現役を続け、そのまま指導者の道に進みたいと意向を示していた。

 一方、古巣である浦和レッズは以前の強化体制では、常に門戸を開いていると原口の経験を欲していた。そうしたなか原口と現役時代にともにプレーしている堀之内聖氏が強化責任者であるスポーツダイレクターに就任した。浦和から何かしらの接触があることは十分考えられる。

 とはいえ、これだけ出場機会を得られずにいるだけに、果たして戦力となり得るかも未知数ではある(そういった補強が近年目立つのも事実)。そもそも原口自身が日本でのプレーを望んでいるという噂も流れてこない。あるいは他の形で、浦和復帰の可能性を模索することもあるか。

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 現段階では、まずフリートランスファーとなって、ドイツを中心に必要とされるクラブが現れるのを待つことが有力視される。残りのキャリアで原口自身が何を優先するのか(現役としての可能性に懸けたい、昇格などに貢献したい、指導者への布石を打ちたい……など)もポイントとなってきそうだ。

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