【日本代表】通信簿・採点ブラジル戦。最低点は田中碧ではない2選手に。高評価も2選手、佐野海舟と…

2026北中米W杯ラウンド32、ブラジル代表戦での日本代表の通信簿・採点。【MAN OF THE MATCH】ガブリエウ・マルティネッリ(ブラジル代表)(C)SAKANOWA

及第点の「3」は3人のみ

[北中米W杯 ラウンド32]ブラジル2-1 日本/2026年6月30日2:00/ヒューストン・スタジアム

 FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は佐野海舟の代表初ゴールで先制したものの、カゼミーロとガブリエウ・マルティネッリに得点を決められ、ブラジル代表に1-2で敗れた。日本はベスト32で大会を終えた。

 この試合の5段階評価による日本代表選手の通信簿・採点は次の通り。

 森保一監督は後半途中、両ウイングバックを代えてよりはっきりとした5バックへ変更した。しかし、ブラジルの重圧を受けながらも何度かボールの収まりどころとなっていた中村敬斗と堂安律を失うと、菅原由勢と鈴木淳之介では蹴り出ししかなくなり、さらに防戦を招いた。

 そのあたりを踏まえての評価にした。

◎日本代表vsブラジル代表
通信簿・採点

ポジション 背番号 選手名 評価(採点)
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価。
「5」が最高、「1」が最低 対象は原則プレー時間20分以上

【先発】
GK 1 鈴木彩艶 4
完全に崩されたヴィニシウスのシュートなど決定機を防ぐ。2失点目も指に触れていた。次はそこまで防げる領域を目指したい。

DF 21 伊藤洋輝 2
駆け引きでフリーになったカゼミーロに決められた。

DF 3 谷口彰悟 3
最終ラインの統率はとれていた。フィードから逆襲につなげようと試行錯誤。

DF 22 冨安健洋 2
途中まではパーフェクトだった。ヴィニシウスに交わされたあたりから体力的にも厳しくなり、加えて劣勢一辺倒に。2失点目も組織が崩れた。

MF 15 鎌田大地 2(▼78分)
1-0とリードした前半途中に“鎌田中心”に試合を支配した時間があった。あそこで畳み掛ける胆力を付けられるか。足の張りがあり交代となった。

MF 24 佐野海舟 4
インターセプトから持ち込んでの一撃。カゼミーロが警告を受けていることも踏まえ、大胆なトライに成功した。ただし、1失点目にはしっかり寄せたかった。

MF 10 堂安律 3(▼66分)
相手の戦意を削ぐように、粘り強く対応できていた。セットプレーの混戦などから一発が期待できる予感は発していただけに、結果的に交代は惜しかったか。

MF 13 中村敬斗 2(▼66分)
理想的な高い位置でボールを受けられず、主導権を握っての仕掛けをできなかった。前田&伊東ではボールが収まらなかったため、シャドーに回る選択肢もあったのでは。

MF 11 前田大然 2(▼90+7分)
後半のハイドレーションブレークでの体力回復から、カウンターを期待されピッチに残った。だが、守備に追われたプレスバックによる消耗が激しく、終盤のチャンスでも前へ出ていけなかった。

MF 14 伊東純也 2(▼78分)
オフ・ザ・ボールではスペースに顔を出し、ブラジルの脅威の存在になりつつあった。しかしリードしたあとの相手の総攻撃時、攻守どちらで貢献するのか役割がやや不明確になった。

FW 18 上田綺世 3
ポストプレーで確実に起点になった。今大会はシャドーがサイドに抜け出す攻め方が多く、今回は逆効果で、2列目の援護を受けられなかった。

【交代選手】
MF 2 菅原由勢 1(△66分)
2失点目のシーンでは、ポジショニングや判断のミスが命取りに。マルティネッリから一歩下がりフリーにさせた。森保監督の寄せていた信頼と期待にここで応えたかった。

MF 25 鈴木淳之介 1(△66分)
試合に入れなかった。ボールを怖がっているようであり、期待された守備強度をもたらすことができず。5バックになったなかで、ラインも下げて田中との呼吸も合わなかった。

MF 6 町野修斗 -(△78分)
“ややファイヤーフォーメーション”といえる2列目に入り、守備面では相手最終ラインに対応。しかし失点の危険があるアラートの鳴った状況で寄せが甘くなり貢献できなかった。

MF 7 田中碧 -(△78分)
終盤は唯一のボールの収まりどころになっていた。しかし、失点時はどこにも配球できなくなり奪われた。出場時間が短く採点なし(決して最低点の出来ではなかった)。日本は逆襲するなら田中のキックに懸けるしかなかった。ただ、失点直後に戦意を失ったように映ったのは残念だった。

19 小川航基 -(△90+7分)
最後のパワープレー要員で投入。しかしボールははね返され、オランダ戦の再来とはいかず。上田綺世とはプレースタイルが似て非なる存在だけに、森保監督が先発で起用できなかったのは誤算となった。