【浦和】U-21 Jリーグは「まず4年間」。宇賀神友弥氏が育成構想を語る、田中達也監督は「個の成長」強調
浦和U-21の田中達也監督(右)と宇賀神友弥強化担当(左)。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
19~21歳世代の育成強化へ、新リーグは8月22日・23日・24日に開幕
浦和レッズの2026-27シーズンの新体制発表会が7月5日に行われ、まずU-21チームの発足会見が実施された。強化を担当する宇賀神友弥氏が、来月開幕する「U-21 Jリーグ」について、「Jリーグからは4年間は確実に開催するという話をいただいている」と明かし、中長期的な視点でチームづくりに取り組む考えを示した。
21歳以下(U-21)を対象としたリーグでは、「Jエリートリーグ」が2021年から開催されたものの2年で終了している。今回はその反省を踏まえてスタートするという。
宇賀神氏は次のように語る。
「以前開催されたエリートリーグは、なかなかレギュレーションがうまくいかず2年で終わってしまったところがあり、Jリーグとしても(今回は)4年間は確実にという話をいただいています。自分たちも、その4年間を目処に強化していければと思っています」
初年度はユース世代の選手が、並行して活動することが多くなる見込みだという。
「高校3年生からプロ契約を結ぶ選手も出てくると思いますし、そういった選手はU-21がメインになっていくと思います。2年目以降は他クラブからの移籍やユースからの昇格も含めて競争を高めたい。一方、本来大学に進み4年後に戻ってきてもらいたい選手もいます。その見極めは重要なタスクになります」
また浦和U-21を率いる田中達也監督は、次のように育成・強化方針を説明した。
「コンセプトとしては個の成長です。まずは選手それぞれのストロングを伸ばし、その強みを発揮できる選手を育成したい。トップチームでプレーするためには戦術理解も必要になるので、そこは最低限身につけてもらいたいと思っています」
Jリーグは、19歳から21歳の選手に年間を通じて十分な出場機会を与えることを目的に「2026-27 U-21 Jリーグ」を創設する。高校卒業後の育成環境を整備し、「年間を通した90分出場」「試合、休息、トレーニングのサイクル」「見られている環境での真剣勝負」を確保することで、日本サッカー全体の競技力向上を目指すという方針を示している。
大会は8月22日・23日・24日に開幕。東西リーグ戦と交流戦を経てプレーオフで順位を決定する。全試合が有観客開催となり、オーバーエイジ枠も導入される。推奨基準では年齢制限のないOA3人、22~24歳のU-24 OA4人まで登録可能となっている。
あくまでも目的は、トップチームの強化につなげること。ユースチームのスケジュールは過密であり、選手層の面では現在J3までプロリーグがあるだけにクオリティの高いタレント確保も難しくなっている。果たして浦和U-21がどのような形で、クラブにプラスをもたらすのか。新たな挑戦がはじまる。




