栃木SCを退任する横山監督「厳しくキツい3年間。感謝しかない」
41節を終えて栃木SCは勝点49の17位。勝点「50」に乗せられるか?(C)SAKANOWA
J3降格した16年から指揮。J2復帰1年目、残留を果たす。
[J2 41節] 栃木 0-1 松本/2018年11月11日/栃木県グリーンスタジアム
J3に降格した2016年から3シーズン率いて今季限りで退任する横山雄次監督は、ホーム最終戦のあとのセレモニーの挨拶の中で次のように語った。
「振り返ると栃木SCにとって、本当に厳しいキツイ3年間だったと思います。寄り添い様々な形で支援、声援をくださったファン、サポーターの皆さまに感謝しています。そのお陰で、昨年J2昇格を掴むことができたと思います。僕自身もキツかったとき、直接、熱く温かい言葉をかけてくれた皆さんに感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました」
J3での1年目は2位に入りながら、入れ替え戦で結果を残せず涙を飲んだ。そして昨季、プレッシャーのかかるなか再び2位で昇格を成し遂げた。3年ぶりのJ2は、全体のレベルも上がるなか、資金的にも限られるなかで、残留というミッションを達成した。
「全力で突っ走った3年間でした。悔いは多くありますが、今は清々しい気落ちと感謝の気持ちでいっぱいです。これからは皆様と同じ、ひとりのファンサポーターとして、栃木SCのこれからに期待しています。ただ、しっかり準備して、もう1試合、アウェーでの千葉戦があります。皆様の期待に応えられるゲームをできるように準備したい」
栃木は41節終了時点で、13勝10分18敗の勝点49で17位。勝点「50」台に乗せられるか。次節、指揮官は3年間の集大成とする覚悟を示した。
文:サカノワ編集グループ