【MLB】織田翔希の争奪戦、レンジャーズ急浮上! 面談にサプライズの人物が同席。メッツ、フィリーズも“好感触”か

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織田翔希

サカノワスタッフ

アメリカ国旗の星条旗。(C)SAKANOWA

米記者「入念に準備し、織田に強い印象を残した」。本命視されるドジャースの動向は――

 米メジャーリーグ(MLB)への挑戦を表明した横浜高校の織田翔希投手に対し、テキサス・レンジャーズが獲得に向けて積極的な動きを見せている。米メディアは、球団幹部ら8人による面談に加え、韓国出身の19歳の有望株を同席させるという“サプライズ”の交渉を報道。ロサンゼルス・ドジャースが本命視されるなか、レンジャーズも有力な候補として注目を集めている。

 米紙『ダラス・モーニング・ニューズ』は11月5日、レンジャーズが織田との面談に8人を派遣し、そのなかに韓国出身の19歳キム・ソンジュンが含まれていたと伝えた。

 キム・ソンジュンは2025年5月に契約金120万ドル(約1億9000万円)でレンジャーズに入団した投打二刀流の有望株だ。

 2026年は米マイナーリーグで57試合に出場し、打率.287、出塁率.392、長打率.522を記録。投手としても14回2/3を投げ、防御率1.84の成績を残している。

 レンジャーズは、アジアからアメリカへ渡って間もないキム・ソンジュンを交渉の場に同席させることで、マイナーリーグでの生活や育成環境について、同世代の選手から直接伝える機会を設けたとみられる。

 さらに今回の面談には、ジョシュ・ボイドGM補佐、ジョニー・クラム国際スカウト部長に加え、日本出身でレンジャーズ傘下に所属する福田真啓も参加したという。

 クラム国際スカウト部長は、8人態勢で臨んだ理由について、織田への強い関心の表れだと説明。球団として成長を支えていく姿勢をアピールした。

 MLBの移籍情報に詳しいフランシス・ロメロ記者も11月5日、自身のエックスでレンジャーズの交渉について報告。情報筋の話として、レンジャーズが8人態勢で面談に臨み、入念な準備によって織田に強い印象を残したと伝えている。

 単なる球団紹介にとどまらず、実際に日本や韓国から渡米した選手の経験を伝えるという、レンジャーズ独自のアプローチだ。

 一方、ニューヨーク・メッツも獲得に向けて動いている。

 米メッツ専門メディア『Metsmerized Online』は11月5日、織田がすでにメッツ、フィラデルフィア・フィリーズ、レンジャーズと面談したと報道。少なくとも12球団が獲得に関心を示していると伝えた。

 メッツはジェームズ・カン国際スカウト部長らが面談に参加。将来の先発投手として織田を評価し、投手育成に自信を示している。

 また、フィリーズも獲得候補の一角を占める。

『スポーツ・イラストレイテッド』系列のフィリーズ担当メディアは、同球団が織田の獲得に関心を寄せていると報じた。

 フィリーズは日本から直接フリーエージェント選手を獲得した実績がないMLB3球団の一つであり、日本市場の開拓という意味でも、今回の織田への関心は注目される。

 ただ、アメリカで本命視されているのは、依然としてドジャースだ。

 米ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』は、球界内でドジャースが織田獲得の最有力候補と見られていると報じている。織田は、憧れの選手に山本由伸の名前を挙げている。

 また、『スポーツ・イラストレイテッド』は、『California Post』のディラン・ヘルナンデス記者の報道を引用し、関係者の間では織田が最終的にドジャースに加入するとの見方が広がっていると伝えた。

 とはいえ、その噂も憶測の域を脱していない。そうしたなか、レンジャーズのユニークな面談は、確かにインパクトを与えたかもしれない。

 そして、今後の交渉を左右するのが契約条件だ。

『メッツマライズド・オンライン』によると、MLB球団のスカウトは織田の契約金を300万〜500万ドル(約4億7000万〜7億8000万円)と予想している。

 それだけにレンジャーズが現行の国際アマチュア契約金枠では十分な資金を確保できない可能性も指摘されている。

 また、MLBの労使協定は12月1日に期限を迎える予定だ。新協定の内容によっては国際選手の契約制度が変更される可能性もある。織田の契約時期や条件にも影響が及びそうだ。

 織田はメジャー挑戦を表明したが、翌週に行われたプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受けた。あくまでも米国にチャレンジする意思を示していて、米大学への進学も選択肢に含め、複数のMLB球団と面談する予定だ。

 ドジャースが本命と目される一方、独自の交渉で存在感を示すレンジャーズ。そしてメッツ、フィリーズ、さらにはヤンキースなども獲得候補に挙がる。

 最速157キロを誇る18歳の右腕が、各球団の育成方針や契約条件を比較したうえで、果たして、どのような進路を選ぶのか。

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