織田翔希のメジャー挑戦、ダルビッシュ有が「現実的に考えて、お勧めしない」
パドレスのダルビッシュ有。写真:AP/アフロ
音声配信プラットフォーム『stand.fm』で、リスナーの質問に答える
メジャーリーグベースボール(MLB)のサンディエゴ・パドレスに所属するダルビッシュ有が11月3日、無料音声配信プラットフォーム『stand.fm』で、コンテンツ「朝散歩」を発信し、視聴者の質問に答えていった。
そのなかで、メジャーリーグへの挑戦を表明した横浜高校の織田翔希に関する、「直接メジャー挑戦について、ぶっちゃけどう思いますか?」という質問に答えた。
ダルビッシュは「織田投手が成功するか、成功しないかはまず置いておいて」と前置きしたうえで、「現実的に考えて、お勧めしないですね」と語った。
「絶対に日本の球団経由で行ったほうが、メジャーでプレーできる確率は上がります。でも、もっとアメリカの文化を若い時から経験したい、語学のところもとか、将来的にはアメリカにずっと住みたいというのであれば、全然悪くはないと思います」
そのように野球以外のプラスを挙げたうえで、次のように語った。
「マイナーリーグの環境はすごく過酷。今はだいぶマシになりましたが、ルーキーリーグからだんだん上がっていくことになり、それが結構、環境を含めて大変で、常に結果を残さないといけない。よっぽど特別扱いをしてくれるのはあれですが、そういうのもなかなかありません。結構厳しい道のりにはなります」
アメリカで戦い続けてきたダルビッシュは、そのようにシビアな競争について語る。
一方、日本のプロ野球で実績を積むことは、今は大きなプラスに働くと見ている。
「日本の球団と4、5年プレーしたら、自動的にポスティングできる契約にして、日本で力を付けてからのほうが、マイナーに行かず、直接メジャーになるので、僕はいいと思っています」
同コンテンツでダルビッシュは、もしも……仮に自分の子供がプロ野球のドラフトにかかった場合は日米どちらにする?――についても言及している。
また、日本ハムファイターズの伊藤大海がメジャー挑戦を表明したが、現在予定されるロックアウトまでに契約を結ばないと「難しい部分があるかもしれない」と指摘した。
他にも、読売ジャイアンツの指揮官に就任した松井秀喜監督の米国滞在に関するグリーンカードの話題などについても語っている。
サッカー界でも近年、Jリーグを経ず、欧州のプロクラブへ直接挑戦する選手が増えつつある。海外での成功を目指すうえで、若くして渡航するのか、日本で実績を積んでから挑むのか。その選択の難しさは、競技を超えて共通するテーマと言えそうだ。
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