原口と浅野所属のハノーファーが「監督解任報道」を全面否定
ハノーファーでプレーする原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
週末のドルトムント戦は現体制で戦うと強調。
日本代表の原口元気と浅野拓磨が所属するドイツ・ブンデスリーガ1部ハノーファー96が1月19日、リーグ再開初戦の18節ヴェルダー・ブレーメン戦を0-1で落とし、勝点で最下位と並ぶ17位タイから抜け出せずにいる。専門誌『キッカー』は試合後、アンドレ・ブライテンライター監督が退任すると報道。しかしクラブのホルスト・ヘルト・マネージャーは21日に行われた新年向けプレスカンファレンスで、この報道を全面的に否定した。
ハノーファーは昨年11月からリーグ戦で7試合勝ち星なし。これまで2勝5分11敗、勝点11は最下位の1FC.ニュルンベルクと並んでいる。
何かしらの変化が必要なのは間違いない。それでもヘルトマネージャーは「憶測を信じてはいけない」とメディアに強調。「私たちはアンドレとともに週末のドルトムント戦に向けて準備している。現時点で言えるのは、それがすべてだ」と、ひとまず指揮官の続投を明言した。
ハノーファーは1月26日、アウェーで首位のドルトムントと対戦する。原口は日本代表としてアジアカップに参戦中で、浅野はケガのためリハビリ中……。そのなかで、果たして打開策を見出すことはできるのか。不穏な空気がクラブ全体を包み込んだままだ。
文:サカノワ編集グループ