STVV鈴木優磨がベルギー開幕“1分15秒”弾「一発しかないチャンスを狙っていた」
ベルギー1部リーグの開幕戦、開始1分20秒でゴールを決めた鈴木優磨。(C)STVV
中村敬斗も揃って先発、昨季2位のヘントにホームで勝利!
[ベルギー1部 1節] シント=トロイデン 2-1 ヘント/2020年8月9日/スタイエン
ベルギー1部リーグの2020-21シーズンが開幕を迎え、シント=トロイデンVVのFW鈴木優磨が、昨季2位のKAAヘント戦の開始1分15秒にファーストシュートを放ち今季初ゴールを決めた。チームは2-1で勝利を収め、幸先の良いスタートを切った。中村敬斗も先発出場し、ベルギーデビューを果たした。
試合開始から間もなくだった。ピッチの幅を生かした大きな展開から、左サイドのクロスが放たれる。するとファーサイドにボールは飛び、詰めていた鈴木がサイドキックのボレーで冷静に合わせて先制に成功。記録上は「2分」、ホームでのチームファーストシュートがゴールとなった。
そして、その後は1点ずつを取り合って、シント=トロイデンが勝利! 鈴木は73分、中村は59分に途中交代している。
鈴木は試合後、次のようにゴールシーンと中村との関係性について語った。
「何回も来るわけではないので、一発しかないチャンスを決めようという話をしていました。その一発を決めて、勝つことができて良かったです。(ゴールシーンは)クロスが流れてくるなと分かったので、ファーに入りました。(中村について)前線に日本人がいたほうがやりやすいし、(中村)敬斗はドリブルとシュートがいい選手。なるべく僕が落として、敬斗がシュートを打つような形を多く作ろうとも話していました。もうちょっとコミュニケーションを取っていけば、完成度も高まっていくと思います」
ゴールと勝利により、確かな自信を掴んでみせた。次節はRSCアンデルレヒトとアウェーで対戦する。鈴木は「目の前にある戦いに全力を注いで、結果、いい順位で終えられればいいと思います」と決意を示した。
また、ベルギー1部リーグでは、シャルルロワSCの森岡亮太が昨季優勝のクラブ・ブルージュを相手にゴールを決め、1-0の勝利を収めている。
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[文:サカノワ編集グループ]