「PKはかなり練習、自信あった」青森山田が国見にPK戦の末、ベスト8進出。“職人”GK鈴木将永2本セーブ│高校サッカー選手権
青森山田のGK鈴木将永が途中出場からPK戦で2本セーブ!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
三橋春希がジャンプヘッド、利根悠理はボレーで、それぞれゴールを決める。
[全国高校サッカー選手権 3回戦] 青森山田 1(4PK2)1 国見/2023年1月2日14:10/等々力陸上競技場
全国高校サッカー選手権3回戦、前回優勝の青森山田(青森)が国見(長崎)と1-1で引き分け、PK戦の末に4-2で勝ち上がり、ベスト8進出を決めた。
あらゆる局面でしっかりプレッシャーをかけて優位に立つチャンピオン青森山田だが、国見の粘り強い守備をこじ開け切れない。それでも40+3分、前半最後のプレーで、コーナーキックをセンターバックの三橋春希がジャンプヘッドで合わせて先制! ゴールをこじ開けてみせた。
ただ、全国の舞台に12年ぶりに復帰した国見も負けていない。すると後半27分、後方からのフィードに、利根悠理が左ボレーで合わせて同点とした。
試合は1-1のまま終了に。国見は3試合連続、一方、青森山田は今大会初のPK戦に突入する。
すると試合終了間際、このPKのために投入された青森山田のGK鈴木将永が期待に応えて2本セーブ! また青森山田のキッカーは自分の間合いで蹴り込み4人全員が成功して、PK戦4-2で勝利。ベスト8にコマを進めた。
試合後のフラッシュインタビューで、青森山田の正木昌宣監督は「選手たちが最後まであきらめず戦った結果、勝利を収めることができました。PKはかなり練習してきたので、自信を持ってみることができました」と喜んだ。
またPK戦でビッグセーブを連発した鈴木は「しっかりやることはやってきたので、自信を持ってやるだけでした。結果を残せて良かったです。目標は全国制覇、またいい準備をしたいです」と、自信を持ってPK戦にも臨めたと振り返った。
青森山田は1月4日の準々決勝、鹿児島の神村学園と対戦する。