三笘と幼馴染、日本女子代表MF三浦成美がベレーザから米国ノースカロライナへ完全移籍
先日の皇后杯では優勝。歓喜する三浦成美(手前から3人目)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「緑の血を大切に、夢に向かって真っ直ぐに突き進んでいきたい」
日テレ・東京ヴェルディベレーザは2月8日、MF三浦成美(MIURA Narumi)がアメリカの女子プロサッカーリーグ『NWSL:National Women’s Soccer League』のノースカロライナ・カレッジに完全移籍することが決定したと発表した。
日本女子代表(なでしこジャパン)にも選ばれてきた三浦は、1997年7月3日生まれ、神奈川県川崎市出身。これまでのキャリアは、富士見台FC ― 横浜ウインズ ― NPO FCパーシモン ― 日テレ・メニーナ ― ベレーザ。2016年から、なでしこジャパンに選出されてきた。三笘薫とは川崎市の実家が近く幼馴染で、久保建英や板倉滉とは小学生時代に対戦経験があるという。
三浦はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「このたび、アメリカのノースカロライナ・カレッジへ移籍することになりました。まず突然のご報告とシーズン途中での移籍となってしまい、申し訳ないです。
チーム状態も良くなってきて、これからリーグの後期が始まるというなかで難しい決断にはなりました。しっかりと自分で考え、個人としてここで学んできたことを世界で表現したいという想いが強く、決断しました。
このクラブには小学生の時からスクールで通っていたので、14年間お世話になりました。毎日坂の上のグラウンドに通い、男女混合で色んな世代が集うこの場所でボールを蹴るのが大好きでした。
ここには言葉で表せないような特別な想いがあります。メニーナ、ベレーザと緑のユニフォームを着て闘えたことは私の誇りです。サッカーに本気で向き合い、常に成長を追求し、何よりサッカーを楽しむ集団です。
そんな選手、スタッフが大好きです。ここまで一緒にプレーしてくれた仲間にも心から感謝しています。 苦しい時期もありましたが、みんなにたくさん助けられました。
先日の皇后杯の優勝も心の底から嬉しかったです。新天地でもここで学んだことを存分に活かして、何がやれるか、何が足りないか、常に成長を求めて頑張りたいと思います。
どこへ行ってもいくつになっても緑の血を大切に、夢に向かって真っ直ぐに突き進んでいきたいと思っています。
長くなりましたが、12歳から25歳に至るまで、私を育てて下さった指導者の方々、クラブ関係者の方々、家族に心から感謝しています。
またパートナー企業の皆さま、どんなに苦しい時期でも拍手して応援して下さったファン・サポーターのみなさま、ホームタウンのみなさま、本当にありがとうございました。離れる身ではありますが、このチームは最高です!後期のベレーザも応援を宜しくお願いします」