【日本代表】「誰が決めた!?」田嶋会長も驚いた新エース三笘薫のヘッド弾。本人は満足せず「チームの要求に、まだまだ実力が追い付いていない」
コロンビア戦で突破を試みる日本代表の三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ホームでの大きな声援に、「すごく有難いこと。結果で返したかった」。
[キリンチャレンジ杯] 日本代表 1-2 コロンビア代表 /2023年3月28日19:20/ヨドコウ桜スタジアム
森保ジャパン“第2章”の船出となった「キリンチャレンジカップ2023」第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が三笘薫のゴールで先制したものの、ジョン・デュラン、さらにラファエル・ボレのオーバーヘッド弾を許して1-2の逆転負けを喫した。
川崎フロンターレで同僚だった守田英正の右クロスから、ジャンプヘッドで競り勝っての一撃。しかし三笘は試合に勝ち切れなかったことを悔やんだ。
「もっとシュートチャンスに絡んで流れを変えたり、一人剥がしてクロスを上げたりしてチャンスを作っていきたい。チームで求められるところと、自分ができることを上手く考えながら、勝利に貢献できるプレーをしていきたい。自分自身の実力も、まだまだ追い付いていないところがあるので、週末の次の試合からやっていきます」
また、試合後の取材に応じた日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三会長は、三笘のゴールについて問われると、次のように語った。
「最初、誰が決めたのか分かりませんでした。ヘディング強く上手になったと言いますか、成長している部分があると感じました。(チームとして)あの流れに乗って、続けていければ。コロンビアは(日本に来ていた)試合の流れを切る、ここだというところで一斉に力を出す。南米でそのように揉まれ、しかしワールドカップに出られない。常にそういう争いをしているところ(レベル)に、我々も入っていきたい。三笘選手のヘディングシュートは、プレミアリーグで揉まれている証拠だと感じました」
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日本の新エースだと印象付けた一撃。25歳のアタッカーは、このシリーズでも大きな注目を集めた。
「試合前から声援を感じ、すごく有難いことでした。そのように見られていることを自覚し、それを個人的な結果で返し、チームの勝利に貢献していかなければいけません。今日はそのように貢献できず、もう一度反省し、落とし込みたいです」
日本代表にて2試合連続での先発起用。ただウルグアイ、コロンビアに1分1敗と南米の強豪に勝利を収められず、三笘は悔しさを噛み締めていた。
このあとイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに戻り、4月1日(日本時間23:00から)、ブレントフォードFCとホームで対戦する。