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浦和レッズが改修した埼スタで練習。岩尾憲「一人ひとりにしっかり響く闘いをしたい」

改修工事を終えた埼玉スタジアムのピッチで練習する浦和の岩尾憲。(C)URAWA REDS

埼スタは『僕の夢の場所』。「まだ見たことのない景色を自分でしっかりと掴みたい」

 J1リーグの浦和レッズはこのほど、15日の北海道コンサドーレ札幌戦に向けて、芝生の全面改修やスタジアム内をリニューアルした埼玉スタジアムでトレーニングを行った。

 岩尾憲がクラブを通じて、「浦和駒場スタジアムとまた雰囲気が異なり、スタンドとの距離感も違く、ここでトレーニングできて良かったです。アジャストしていきたいです」とコメントした。

 現在リーグ5試合負けなしで、この“シン・埼スタ”での一戦を迎える。

 岩尾は抱負を語る。

「J1リーグで5連勝してこの試合を迎えたかった気持ちはありましたが、そういうストーリーではなく、1試合1試合全てを出し切った結果、後ろを見たら4つつながっていた(4連勝)だけだと思っています。勝っても負けても引き分けても、次の1試合で終わる、この試合がファイナルだという気持ちで闘い続ければ、結果的に連勝や負けないことを生み出すと思います。

 連勝が途切れたことも全く意識していませんし、また次の相手に勝つために何をしなければいけないのか、どれくらいの強度でプレーしなければいけないのか、常に自分たちの中にあると思っています。過去の結果をあまり気にせず、勝つためだけに闘い続けていきたいです」

 対する札幌の対策について。 

「かなり特殊な戦い方をしてきます。上位相手にも勝ち点を取れるチーム。力があり、向こうの土俵でプレーしてしまうと、ショートカウンターが鋭く、サイドから違いを作り出せる選手もいるので、自分たちがいい形でボールを持ち相手を消耗させる狙いを持ち、しっかり準備したいです」

 マチェイ・スコルジャ監督のもと、このスタジアム練習で、札幌対策についてもチームに落とし込んだそうだ。

 そして岩尾にとって、埼スタとは――。

「僕の夢の場所でした。昨季からホームになり、夢の続きを走っている段階です。この夢の先がどんな景色になっているのか分かりません。まだ見たことのない景色を自分でしっかりと掴めるように、この夢の続きを自分の手で描いていかなければいけないと思っています」

 そして100パーセントの声出し応援が認めれるなか、34歳の司令塔は「今までも十分なサポートをいただいていますが、圧力が増すと思います。ただ全体で語るより、観に来てくださる一人ひとりにしっかりと響くような闘い、試合をしたいです。目の前の試合で勝つために全力で取り組んでいきたいですし、闘いたい。この試合が埼スタの新たな出発で、いいスタートを切れるように全力を尽くします」と意欲を示している。

リニューアルした埼玉スタジアムで練習する浦和の選手たち。(C)URAWA REDS

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