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松本人志スキャンダル、メンタリストDaigo氏「活動休止は『神の一手』かも」その理由とは?

松本人志さん。トロントでの映画祭より。(Photo by Jemal Countess/Getty Images)

文春サイドの証拠乏しく、例えば約1~2年後に復帰して…。その心理を読み解く。

 お笑い芸人であるタレントの松本人志さんを巡る週刊文春による女性スキャンダルで、所属事務所の吉本興業は1月8日、松本さんが当面の間、活動を休止すると発表した。また、10日発売の同雑誌でこの件に関して続報が掲載されるという。

 そうしたなかメンタリストDaigo氏は1月9日、自身のユーチューブチャンネルで「松本人志さん活動休止【神の一手】かもしれない件」と題した動画をアップした。吉本興業のスタッフ、弁護士、そして松本さんサイドが、この一手に込めた戦略と心理を読み解いた。

「事実無根」と吉本興業サイドは当初からこの件について主張してきた。しかし松本さんがエックスなどの投稿により女性陣と会っていたことを認める状況になりつつあり、やや文春サイドに分がある情勢になりつつあった。

 しかし、そうしたなかDaigo氏は逆に「めちゃくちゃ賢い。松本さんはすごい人だと思わされました。弁護士さんかもしれませんが」として、その称賛する理由を語った。

「疑惑の段階であれば、仕事を休止する必要はないと思う人は多い。しかし『裁判に注力するため活動休止します』と宣言することで、その期間の損害賠償額を客観的に明確にし、訴えることができます。週刊誌側が証拠を出せなければ、もしかすると松本さん側が(裁判で)勝つかもしれない。1年間、松本さんが休業した場合の損害の規模は数十億円規模になるはず。請求した半額だとしても、週刊誌がぶっつぶれるぐらいの額になる

 そのように、あえて松本さん側が「裁判に注力するための休業」と発表した背景を考察した。Daigo氏は今回の「休業宣言」は「いい戦略だと思う。その手があったかと。みんな真似していいと思う」と唸った。

 また、この動画では、今回の松本さんの”休業宣言”による計3つの効果を説明。上記の他に「二次被害の防止」「1~2年後の復帰も余裕だから」といった視点でも説明している。

 後者については、このテーマについて周囲がずっと騒ぎ続けることもなく、もしも1年~2年で復帰した場合、「例えば人気のあったバンドが解散から10年後に復活しても人が集まるように、松本さんレベルのレジェンドになれば、多少休んでも害はない」として、裁判を経ての復活へのシナリオの道をイメージしていた。

 Daigo氏は松本さんのファンというわけではなかったが、「今回のこれはちょっと応援したいと思いました」と言う。「なぜかと言うと、現段階では、タレントたちの戦う規範になるから」として、自身のこれまでの訴訟を踏まえ「週刊誌の最も正しい倒し方かもしれない。裁判になると証拠を出せないので、週刊誌はほぼ負けます」と、警察ではなく週刊誌に情報を持ち込むやり方への正攻法の対策になる可能性を示唆した。

 一方で、もちろん松本さんが何かしらの加害をしていた可能性もあり得るとも見ていた。

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 ただ、これまでになかった視点からの発想であり、確かに様々なスキャンダルと比べると、まだ証拠が乏しく、女性らの証言のみという捉え方もできる。「弱みに付け込んでくるのが週刊誌のやり方だと覚えておくといいと思います」と、Daigo氏はその一方的な情報を鵜呑みにしないほうが良いとも、動画の視聴者へ訴えかけていた。

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