【パリ五輪 柔道】デジタルルーレットは「パチスロ連想」。高須氏「あれはさすがにない」
斉藤立の魂のこもった死闘も素晴らしかった! (Photo by Sarah Stier/Getty Images)
自身のユーチューブチャンネルで「デジタルルーレットはありなのか?」。
パリ・オリンピックの柔道団体決勝が日本時間8月14日に行われ、「デジタル・ルーレット」による代表決定戦に決着が委ねられ「90キロ超級」に決定し、フランスのテディ・リネール(Teddy Riner)が日本の斉藤立(Tatsuro SAITO)を下し、フランスが通算4勝3敗で制し金メダルを獲得、日本は銀メダルとなった。
人気ユーチューバーでもある医師の高須幹弥氏(高須クリニック)が8月5日、自身のYoutubeチャンネルで、「【パリ五輪】柔道団体戦のデジタルルーレットはアリなのか?【パチスロ?】」と題した動画をアップ。世界中で、確率をコントロールできてしまうのでは!? と話題のルーレット抽選について、自身の見解を示した。
このルーレットは国際柔道連盟(IFJ)が認定した独自のソフトであり、これまでの大会でも使われ、確率は均等だという。アナログでは準備に時間を要すため、デジタル方式が採用されてきたそうだ。
とはいえ、英雄リネールが登場するできすぎたストーリーに(試合はいずれもとても盛り上がり面白かったが)、高須氏は「あれはさすがにないですね。実際に公正なルーレットだったとしても、やはり印象が悪い。それに、90キロ超級になると、すでにリネール選手は斉藤選手にも勝っていて、フランス優位なわけでしたから」と疑問を投げ掛けた。
今回も学生時代まで柔道をしていた高須氏は、柔道着姿で画面の前で熱く語った。
「あのデジタルですと、僕ら(日本人)からするとパチンコやパチスロに見えてしまう。お店が当たりの出る確率を変えられて、利益ができるようになっている。スマホゲームのガチャも確率が操られている。それを連想してしまうので、第三者が見ても公平であるべきなので、アナログのくじにすべきだと思います。あえて、デジタルにする理由が分からない」
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あるいは日本式の五人制(先鋒・次鋒・中堅・副将・主将)、七人制(五将・三将が加わる)を推奨。そして難しいとは思うものの、「無差別級」を何かしらで復活、採用するのも面白いのではないかと提言していた。