伊東純也の女性トラブル、検察審査会は両者「不起訴相当」と議決。フジテレビや中居正広氏の問題と類似点…福永弁護士が詳しく解説、ほんこん氏は疑問点を指摘
伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ユーチューブチャンネルで、検察審査会の仕組みなど説明。
密室のホテルの部屋で起きたトラブルを巡るサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF伊東純也(スタッド・ランス)による女性2人への虚偽告訴罪、また女性2人から伊東への準強制性交致傷罪について、いずれも1月23日までに、不服による審査申し立てを受けていた大阪第2検察審査会が「不起訴相当」と議決した。複数メディアが1月29日までに報じた。
一方、伊東サイドは週刊誌記者などを「名誉毀損」で告訴し、さらに女性2人に対して賠償金約2億円を求める民事訴訟を起こしている。
弁護士の福永活也氏は1月29日に自身のユーチューブチャンネル『福永活也@冒険家弁護士』で、「伊東純也選手への虚偽告訴について、検察審査会が不起訴相当とした件について」と題した動画をアップ。検察審査会の仕組みなどを分かりやすく解説している。
検察の決定に異議がある場合、当事者やその関係者が検察審査会に申し立てできる。比較的新しい制度で、民間から11人が選ばれ、そのうち8人が「起訴相当」と判断した場合、検察はもう一度捜査をやり直すように言い渡される。同審査会には二度申し立てができて、(もしも検察が再び不起訴と判断し)2回連続で「起訴相当」となった場合、強制的に起訴の扱いになり、今度は検察ではなく弁護士がその案件を担当するということだ。
同弁護士は、報道されていた内容によると、ある人物が仲介役となり、タレント活動をしていたこの女性二人を接待的に伊東へ近づけたという話に、現在話題となるフジテレビの問題とも似ている点があると指摘している。「今回のフジテレビのような大きな問題ではなくても、報道ベースではありますが、あちこちで起こっていることなのかなと思われます。この(伊東の)件も完全には終わっていないので注視していきたいです」と言及している。
伊東はあくまでも不起訴であり、そういった点では、芸能界引退を発表した中居正広さんも起訴されたわけではない点も強調。仮に疑惑があったとしてもその人物は刑が確定するまではあくまで無罪の立場であり、そのように扱われなければいけないという”無罪推定の原則”についても触れている。
また、タレントのほんこん氏は1月29日、自身のユーチューブチャンネル『ほんこんのちょっと待て』で、「伊東純也選手の性加害疑惑 女性側の虚偽告訴は『不起訴相当』ダメだこりゃ」と題した動画を公開した。
刑事事件としてはいずれも証拠不十分となった。しかし仮にある程度の嘘を言ったとしても事件化されてしまう状況を懸念。ほんこん氏は「これでは、言うたもん勝ちちゃうんかい、ということではないでしょうか。それで人の人生が変わってしまう。怖いことです。男は不利ですよ」と疑問を投げ掛けた。
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あの時、実は同意などしていなかったと、男性側も逆に女性を訴えることができるのだろうか? など、今回も伊東とサッカー界が社会的にも大きな損失を被り、ある意味、男女不平等とも言えそうであり、準強制性交等罪の疑問点を指摘していた。