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超満員、浦和快勝! 監督交代の神戸は3-5-2採用が大失敗

浦和レッズの長澤和輝。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

長澤が今季初ゴール、柴戸が埼スタでのリーグ初出場を果たす。

[J1 27節] 浦和 4-0 神戸/2018年9月23日/埼玉スタジアム2002

 浦和レッズが22節のジュビロ磐田戦以来となる4ゴールを決めて、監督交代後最初の試合となったヴィッセル神戸に完勝を収めた。

 ファンマ・リージョ監督就任までに暫定で指揮を執る林健太郎監督は、アンドレス・イニエスタが欠場したため、浦和とミラーゲームに近い3-5-2の布陣を採用。各選手がマッチアップをする対策を打って出たが、これが完全に裏目に出る。

 ルーカス・ポドルスキがマークすべき柏木陽介がフリーになり、自在にパスを散らす展開に。ポドルスキは最終ラインまで戻り、全体のバランスも取れない。

 技術の高い選手を揃えるホームチームはその間隙を縫って、丁寧にパスをつないで攻め込む。23分に青木拓也のミドルで先制、42分に柏木陽介の後方からのクロスに興梠慎三が技ありのスライディングボレーで2点目を突き刺す。

 後半に入っても浦和が主導権を握る展開は変わらない。そして神戸が古橋亨梧を投入して布陣変更をしようとした直前、武藤雄樹の2試合連続ゴールが決まって試合を決定づける。

 その後、4-2-3-1にして挽回を試みる神戸に対し、76分、ホームチームは長澤和輝にも今季初ゴールが生まれて、さらにリードを広げて、4-0で試合終了に――。

 結果的に、神戸の3バック採用は完全に裏目に出て、”本家”の浦和がチームのパフォーマンスの差を示した。柴戸海が埼スタでのリーグ戦初出場(アウェーでの神戸戦に続き2試合目)を果たして高い能力を示すなど、収穫も多かった。

文:サカノワ編集グループ

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