【なでしこ】ミドル弾のSB遠藤優「絶対に爪痕を残したかった」。清家貴子との好連係に「レッズで長年一緒だったので、目が合えば分かり合える」。サッカー日本女子代表、コロンビア代表との練習試合6-1勝利
コロンビアとのトレーニングマッチ、ゴールを喜ぶ遠藤優(2番)、籾木結花(16番)ら、なでしこジャパンの選手たち。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「さらにWEリーグの基準を上げていかなければいけないと思いました」
[練習試合] 日本女子代表 6-1 コロンビア女子代表/2025年4月8日/J-GREEN堺
なでしこジャパン(日本女子代表)がコロンビア女子代表とのトレーニングマッチ、三菱重工浦和レッズレディースの遠藤優と高橋はなのゴールなど6-1で勝利を収めた。
2-0で迎えた50分に鮮やかなミドルを突き刺した右SBの遠藤は試合後、「前半は引いたコロンビア相手に、どうしようか……という展開で、植木(理子)選手のPKから流れが変わり、後半、私の持ち味も出せるようになってきたかなと思っていた矢先、シュートを決めることができて良かったです」と振り返った。
後半開始から投入された清家貴子と右サイドで好連係を構築し、再三にわたって打開。清家→籾木結花によるファインゴールも生まれた。
「貴子の動きは、レッズで長年一緒にやっているので、どう動くのかは分かっています。ちょっと目が合うと『優、上がれ』って伝えてくれたり、逆に自分から貴子に『ここは開いて』と言って中に行ったり、短いコミュニケーションでお互いに分かるので、すごくやりやすかったです」
ニルス・ニールセン新監督の前で、遠藤は持ち味を示したかったと言う。ハーフタイムには指揮官から「どんどん右サイドのポケット(ハーフスペース)に入ってマイナスのクロスを入れて行こう」と話があり、そこも意識していたということだ。
「(得点シーンは)とにかく枠の上へふかさないことだけを意識して、ゾーン(枠)には入っていくようにと。私はニルス監督のもとで初めて招集だったので、絶対に爪痕は残したいと思っていて、得点という形で結果を残せて良かったです」
また、「WEリーグの基準を上げていきたい」とも気を引き締める。
「けっこう強く行ってもターンされてしまい、コロンビアはフィジカルも強かったです。もっと上の順位のチームになってくるとレベルが上がっていくので、さらにWEリーグの基準を上げていかなければいけないと思いました」
そんななかで遠藤は自身の課題について、「筋トレは継続しつつ、ボールのもっと上手い奪い方を身に付け、ビルドアップでは相手の守備の仕方を見ながら判断できたらと思います」と語った。
「練習試合とはいえ国際試合であり、6-1で勝てたのは良かったと思います。WEリーグの選手が何人かゴールを決められて、(18歳の)眞城(美春)選手も初出場で結果を残して、私たちもまだまだ負けていられないなという気持ちもあり、さらにレベルアップしていかなければいけないです」
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浦和Lは13日にアウェーでセレッソ大阪と対戦し、16日にはその眞城が所属する東京ヴェルディ・日テレベレーザとのホームでの大一番を迎える。