本田圭佑が叫ぶ「自信のない人は、他人の挑戦を邪魔して失敗によって自信を得ようとする」
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「自信のある人は恐れず、新しいことに挑戦し続けて、失敗を繰り返しながら経験と新たな自信を得ていく」
オランダ1部リーグ(エールディビジ)フィテッセの元日本代表MF本田圭佑が12月5日、自身のSNSのツイッター( アカウントは @kskgroup2017 )を更新して、次のようにつぶやいた。
「自信のある人は恐れず、新しいことに挑戦し続けて、失敗を繰り返しながら経験と新たな自信を得ていく。
自信のない人は、失敗を恐れて新たなことには挑戦せずに、他人の挑戦を邪魔して、失敗によって自信を得ようとする。
後者にはなるな。
失敗を恐れず挑戦すればいい」
ふとそう思う出来事に遭遇したのだろうか。本田が叫んでいる。
2019年の本田は決して順風を進んできたとは言えない状況だ。オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーで5月までプレーし、フリートランスファー(無所属)に。カンボジア代表の実質監督(肩書はゼネラルマネジャー)として指揮を執り、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選進出を果たした。ただ2次予選では1勝を上げたものの、歴史的大敗を喫するなどその後は苦戦を強いられ、現在1勝5敗で最下位に。
そして来年開催される東京オリンピックでのオーバーエイジ選出を目指すと公言するなか、ようやく先月、フィテッセに加入して即デビュー。ACミラン時代以来の欧州リーグ復帰、約6か月ぶりに公式戦の舞台に立った。
ところがチームが2連敗(通算5連敗)を喫すると、本田をオランダに呼んだCSKAモスクワ時代の指揮官でもあったレオニード・スルツキ監督が突然の辞任。復活したタッグは、わずか2試合で消滅することになった。
今週末、フィテッセはホームでフェイエノールトと対戦する。本田が出場すれば、ホームデビュー戦となる。そろそろ個人であり、チームであり「結果」が求められる。
反骨心を一つの武器にして戦ってきた本田が、今度の「挑戦」の連続の中で、何を掴むのか。オランダでの日々はまだ始まったばかりだ。
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[文:サカノワ編集グループ]