【クラブW杯】5万1636人来場、地元シアトルがアトレティコ・マドリードに善戦。米国に訪れるサッカー熱を体感した一戦に
22歳のアトレティコ成長株パブロ・バリオスが2ゴール! 5万人を超えたシアトルの大観衆の前で圧巻のパフォーマンスを披露。(Photo by Steph Chambers - FIFA/FIFA via Getty Images)
アトレティコは今大会初勝利に。
[米国クラブW杯 B組 GS2節] A・マドリード 3-1 シアトル/2025年6月20日(現地19日)/ルーメン・フィールド(シアトル)
アメリカ・クラブワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)グループBの第2戦、アトレティコ・マドリードが3-1で地元シアトル・サウンダーズFCに勝利を収めた。
アトレティコは1勝1敗の勝点3で、ノックアウトステージ進出へ望みをつないだ。シアトルはこのあとのパリ・サンジェルマン- ボタフォゴFRの結果によっては、GS敗退が決まってしまう。
初戦パリ・サンジェルマンに0-4の大敗を喫したアトレティコだが、序盤から圧力をかけて、11分、成長株の22歳パブロ・バリオスが先制点を決める。さらに後半開始直後の47分、交代出場したばかりのアクセル・ヴィツェルが決めて2-0とリードを広げた。
ただ休日に組まれた一戦、この会場では今大会最多となる5万1636人が来場。ホームの声援に後押しされたシアトルが果敢に挑んでいく。
迎えた50分、シアトルのアルベルト・ルスナークがゴールを奪取! ルーメンフィールドは大歓声に包まれた。
それでも55分にバリオスがこの日2点目を決めて、1-3に……。
それでもシアトルが反撃。再びゴールネットを揺らして1点差か……と思われた。しかし、オフサイドで得点は認められなかった。結局、このままアトレティコが3-1で貫録の勝利を収めた。
スタジアムに向かうシャトルは満員で埋まり、スタジアム前ではマーチングバンドの演奏で盛り上がり、チームを鼓舞する応援スタイルが次第にスタジアム全体を包んでいく……。観客の年代は様々で、特に多くの子供や若年層、家族連れが訪れていた。このシアトルでもサウンダーズが愛されるクラブになりつつあると実感した(シアトルタイムスの記者によると、トレーニング施設も超最新で本気度も高いという)。
スターがいないというJリーグクラブと似た課題を抱えていることも感じられたが、アメリカに訪れているサッカー熱を体感できる一戦となった。
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E組第2戦、J1リーグ浦和レッズは日本時間6月22日4時(現地21日12:00)から、イタリア・セリエA インテル・ミラノと対戦する。