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【移籍】甲府の天皇杯優勝に貢献した25歳FWが徳島へ完全移籍

甲府のサポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「山梨が第二の故郷になりました」

 J2リーグのヴァンフォーレ甲府は8月5日、FW宮崎純真(Jumma MIYAZAKI)が徳島ヴォルティスに完全移籍することが決まったと発表した。

 25歳の宮崎は山梨学院高を経て2019年に甲府へ加入。天皇杯優勝、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場など、クラブの一時代を共に築いた。

 宮崎は次のように甲府のファン・サポーターへ感謝を伝えている。

「徳島ヴォルティスに完全移籍することになりました。山梨学院高校を卒業し、ヴァンフォーレ甲府でプロのキャリアをスタートさせてからの6年半で僕は選手として、人として、とても成長する事ができたと感じています。

 僕はこのクラブで試合に出続け、大好きなサポーターとこのクラブのみんなと長年甲府を支えている臣さんを初めとするベテランの選手達と一緒にJ1へ昇格することを目標に日々の練習でウォーミングアップから全力で毎日取り組んできました。それを達成できなかったことは心残りでしかありませんが、天皇杯優勝やACL、色々な経験をこのクラブにさせてもらいました。

 6年半在籍し、今シーズンの甲府もここからという時にチームを離れるという決断は簡単なものではありませんでした。僕自身、消化しきれない問題もあり、そのタイミングで新たな挑戦をすることに対して自信を持ち決心しました。

 チームもそれをやむを得ず同感してくれたことに感謝しています。高校から合わせると10年間山梨に住み、僕は山梨という街が第二の故郷になりました。人が温かく山梨全体でヴァンフォーレ甲府を応援してくれているその雰囲気がとても大好きでした。

 山梨に来てからたくさんお世話してくれた人、仲良くなってくれた人、死ぬほど応援してくれた人、移籍の話を聞いて泣いてくれた人、僕はこの街からたくさんの愛情をもらっていたんだなと改めて実感しました。僕はサッカー選手としてさらに逞しく成長できるように徳島で頑張ります。

 ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての皆さん、本当にお世話になりました。6年半ありがとうございました」

 一方、宮崎は徳島サポーターに向けて、「ヴァンフォーレ甲府からきました宮崎純真です。夏のこのタイミングでオファーをくださった徳島ヴォルティスのために、J1昇格の力になれるよう毎日全力を尽くしたいと思います。徳島ヴォルティスに関わるすべての皆さん、よろしくお願いします!」と決意を示している。