【札幌】“ワンクラブマン”深井一希が現役引退、30歳で「決断した理由は…」
札幌の深井一希。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「指導者として早く成長し、上を目指したい」
J2リーグの北海道コンサドーレ札幌は9月26日、MF深井一希(Kazuki FUKAI)が2025シーズンをもって現役引退すると発表した。
30歳の深井は、札幌U-18から昇格を果たし、プロキャリアも札幌一筋で歩み、2017シーズンのJ1昇格にも大きく貢献した。今季はハムストリングスの負傷による離脱期間もあり、これまでリーグ2試合の出場にとどまっている。
深井はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「 今シーズンをもって現役生活を終える決断をしました。たくさんの大ケガを繰り返してきたサッカー選手生活でしたが、本当に多くの皆さんに支えていただき、なんとかここまで続けることができました。
北海道コンサドーレ札幌のサポーターの皆さんは、僕がケガをするたびに信じて待ってくださり、戻ってきた時には大歓声で迎えていただき、本当に僕の力になっていました。どれだけ苦しい状況でも乗り越えられたのは、間違いなく皆さんのお陰です。心の底から感謝しています。
引退を決断した理由は、日々の膝の痛みがすでに限界を超え、耐えきれなくなってしまったこと。同時に指導者として早く成長し、上を目指したい強い気持ちが芽生えたからです。
小学校4年生からこのクラブでお世話になり22年が経ちます。人生の半分以上をこのクラブと共に歩んできて、さまざまな経験を積み、たくさんのことを学ばせてもらいました。それは僕にとってかけがえのない大きな財産です。これからは北海道コンサドーレ札幌からいただいた大きな愛情を恩返できるよう、頑張っていきたいと思います。
サッカーを通じて出会えたすべての方々に感謝しています。 13年間、本当にありがとうございました」
読まれています>>【ヴァンフォーレ甲府】FIFAから約1年半の選手補強禁止処分。トンベンセFCと「移籍金の支払いを巡り齟齬」
札幌は現在リーグ10位。27日にはホームでベガルタ仙台と対戦する。