【日本代表】GK鈴木彩艶が語る早川友基との「良い関係」。さあブラジル戦!
日本代表での鈴木彩艶(左)と早川友基(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
状況に応じてロングキック活用、「自らアクションを起こせれば」。
[キリンチャレンジカップ]日本代表 – ブラジル代表/2025年10月14日19:30/東京スタジアム
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が10月14日、北中米ワールドカップ(W杯)に向けた強化試合として、ブラジル代表と対戦する。FIFAランキングは日本19位(アジア1位)、ブラジル6位(南米2位)。
過去の対戦は日本の2分11敗。この10月シリーズ初戦、ブラジルはソウルで行われた韓国代表戦で5-0の大勝を収め、一方、日本代表はパラグアイと大阪にて2-2で引き分けている。
GK鈴木彩艶(Zion SUZUKI, パルマカルチョ1913)は王国ブラジルとの一戦に向けて、「アメリカ遠征の2試合、前回のパラグアイ戦と勝てていません。勝利がないというところで、ワールドカップを見据えても、目の前の試合で勝つことが大事なので、その勝利へのこだわりは持ち続けたいです」と抱負を語った。ブラジル相手だからと言って臆さず、勝利を狙うと強調した。
鈴木の高精度なロングキックは攻撃面の一つの武器になり得る。「臨機応変にやりたいです。ただ、後手になるのではなく、自らアクションを起こせればいいと思います」と、相手の裏を突けるようであれば、ゴールに関与するようなプレーも見せたいと意気込んでいた。
日本代表のゴールキーパーチームは、アメリカ遠征に続いて、鈴木と大迫敬介(Keisuke OSAKO, サンフレッチェ広島)、早川友基(Tomoki HAYAKAWA, 鹿島アントラーズ)との3人のセットが組まれた。
現在J1リーグ首位に立つ鹿島アントラーズの早川と一緒にいる機会も増えた。
鈴木は早川について、「非常に素晴らしい性格で、トレーニング中は常に前向きです。常に成長を心掛けているなという印象を受けて、とても良い関係を築けています」と笑顔で頷いた。
パラグアイ戦のあと場内を一周する際、鈴木と早川は真剣に話し合っていた。そこでは、「失点シーンの話を細かくしていました」と、すぐ入念に確認し合ったそうだ。
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ブラジルからの初勝利へ――。鈴木は「自分たちのゴールの近いところでボールを失ってしまっては本当にもったいない失点になってしまいます。そこは避けながらも攻撃の部分で、上手くつなぐところはつないで、ロングボールによる打開も使い分けて。そこが鍵になると思います」と、縦に揺さぶり突破口を見出したいと語った。