久保建英からPK誘発。しかしビルバオが審判に指摘したのは…。マジョルカ再開後勝ち星なし、残留ライン縮められず
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
19歳の日本代表はリーグ明け全試合先発出場。
[スペイン1部 32節] A・ビルバオ 3-1 マジョルカ /2020年6月27日/サン・マメス
ラ・リーガ(スペイン)1部のRCDマジョルカがアスレティック・ビルバオに1-3で敗れた。新型コロナウイルスによる中断明け、マジョルカはリーグ1分4敗と未勝利のまま。日本代表MF久保建英はリーグ8試合連続、中断明けは全試合で先発出場中だ。この試合もフル出場し、右サイドでの仕掛けからパスを放って相手ファウルからPKを誘発。これをエースのアンテ・ブディミルが決めて一時、1点差に詰め寄ったが……。その後、同点にしようと攻め立てたものの逆襲から失点を喫して万事休した。
久保が起点となり、反撃の狼煙を上げた。
0-2で迎えた69分、右サイドの深い位置でボールを持った久保が対峙した相手をかわして、中央にパスを放つ。これを受けたアレクサンダル・トライコフスキが上手くファウルをもらいPKを獲得。今季初めてPKキッカー役を担ったブディミルが冷静にシュートを沈めて、今季通算10ゴール目を記録。1点差に詰め寄った。
ただ、このPKのシーン。VTRで見ると、明らかにマジョルカの選手が2、3人キックを放つ前からペナルティエリア内に入っている。さすがにそれはやり直しだろうと、A・ビルバオの選手たちは主審にアピールしたが、受け入れられなかった。ファウルを命じられいても不思議ではなかった。
19歳のレフティ、久保はリーグ29試合・3試合・3得点。今回のPK獲得などゴールに絡んでいるものの、リーグ再開後はゴールやアシストと目に見える形では記録できずにいる。そろそろ、個人としても、チームとしても、結果を残したいところだ。
マジョルカは2部降格圏の18位のまま。28日に1部残留を争うライバルのSDエイバル(17位/6ポイント差)、CDレガネス(19位/1ポイント差)、RCDエスパニョール(20位/2ポイント差)が32節の試合を行う。
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[文:サカノワ編集グループ]