セルティックがロジャーズ監督を解任。クラブは不満爆発の声明発表、ポステコグルーの再任はあるのか!?
前田大然 写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
前田大然、旗手怜央が主力としてプレー。今季加入の山田新と稲村隼翔は苦戦中。
スコットランド1部セルティックFCは10月28日、ブレンダン・ロジャーズ監督(Brendan Rodgers)を解任した。リーグ4連覇中だったが今季は開幕から9試合を終えて2位。首位ハート・オブ・ミドロシアンFCと勝点8差がついていた。
これまでセルティックでは、サッカー日本代表の前田大然、旗手怜央が中心選手としてプレーしてきた。そして今季、山田新(←川崎フロンターレ)、稲村隼翔(←アルビレックス新潟)と新たにJリーグから加わったが、いずれも出場機会は限られ存在感を示せずにいた。
セルティックは同日、公式サイトで声明を発表。「この数か月の展開に深く失望している」として、ロジャーズ前監督の最近の発言はクラブが寄せてきた信頼を反故にするものだったと強い不満を示している。
クラブは6月に契約延長オファーの意向を示したそうだ。ところがロジャーズ前監督は記者会見で、「契約延長の約束はしていない」という趣旨の発言をした。セルティックは「これは全くの事実無根」と否定している。
また、補強に関しては「彼の在任期間中に契約した選手、売却した選手は全てブレンダンの知識のもと、承認を得て行われてきた」と強調。移籍やクラブ運営に関する“批判”に、「彼はフットボールに関するあらゆる事項の最終決定権を握っていた」と主張し、「最近の低迷は、組織構造やモデルの問題ではなく、他者を犠牲にして自己保身に走った一人の個人の欲求によるもの」と断罪している。
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これから新監督の選定作業が進められる。果たして、アンジェ・ポステコグルー氏の再任はあるのかも注目点になる。




